紀伊高原(株)は平成17年6月中旬頃、会員及び債権者にスポンサー型の再生計画案を配布した。
再建方針は認可確定後、同社の発行済株式(8000株)を100%減資し、ニット製造・販売や不動産事業を展開している和島興産(株)(和島代代表、和歌山市吹上4-1-1和島興産ビル、TEL:073-427-0411)が同社株式を引き受け、経営権が譲渡される。
和島興産は、紀伊高原CCの理事キャプテンを務めていた島正博氏が経営する地元企業の(株)島精機製作所の関連会社。
弁済条件は、一般債権者及び会員の預託金債権者(継続・退会とも同じ)に対しては債権を50%カットし、残りを認可確定後60日以内に一括弁済する。継続会員については、新たに無額面で譲渡可能ないわゆるプレー会員権を発行するとしている。
なお、同社の決議は7月22日を期限とした書面投票にて行われる。
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7月22日に再生計画案が可決、26日に認可決定となった。
決議結果は、出席債権者数915名の98・6%に当たる902名が賛成、議決権総額は31億9947万3949円の90・0%に当たる28億7913万3949円が賛成し、再生法の可決要件を満たした。
計画案は前述通りで、弁済条件は継続・退会を問わず50%をカットし、残りを認可決定確定後60日以内に一括弁済する。継続会員は無額面で譲渡可能ないわゆるプレー会員権が発行されるとしている。
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売却損による損益通算は出来ません。基本的には、「預託金+プレー権」が継続されなければなりませんが、継続会員は「無額面のプレー会員権」となりましたので、税金の還付を受けることは不可能です。
→国税庁の見解
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