ゴールドマン・サックス(GS)グループの(株)アコーディア・ゴルフ(東京都渋谷区、TEL03-6688-1500、竹生道巨社長)は、上場企業で通信販売事業を行っている(株)千趣会(大阪市北区)から越前カントリー倶楽部(18H、福井市あらわし指中75-1、TEL0776-75-2100)を平成17年12月1日付けで買収する。
越前CCは、千趣会側が昭和57年にオープンした会員制ゴルフ場で、千趣会100%出資の千趣会ゼネラルサービス(株)(本社=大阪市北区、島田勝利社長、資本金4億9600万円)が経営してきた。
売買の方法は、同経営会社を12月1日付けで会社分割し、これにともない独立したゴルフ場事業部門をアコーディア100%出資で設立した(株)越前カントリー倶楽部(東京都渋谷区、勝野浩幸代表取締役、資本金1000万円)に同日譲渡する形をとる。譲渡するのはゴルフ場施設等の資産で、従業員も(株)越前CCが継承する。売買価格は明らかにしていないが、推定約4億円。
一方、倶楽部は解散することになり、約1000名在籍する会員の預託金(計12〜13億円)の返還手続きを開始した。もっとも、継続して会員としてのプレー権を希望する会員を入会金50万円(会員権は無額面で譲渡可のプレー会員権)で受け入れることから、経営交代後も引き続き会員制ゴルフ場として存続する。
千趣会の発表によると、ゴルフ場の過去3年間の売上高は、平成14年12月期が5億64百万円、15年同期が4億32百万円、16年同期が4億29百万円としている。ゴルフ場の売却理由については「通信販売事業に経営資源を集中し、企業価値の最大化を目指すため」と説明している。
ちなみに、アコーディアの系列企業が直接ゴルフ場を買収するのは初めて。これまではGSグループの設立したファンド会社がゴルフ場を取得してきた。
↓↓↓ 平成27年8月31日追加
平成27年8月25日、アコーディア・越前CCを新設分割により新会社にゴルフ場事業を承継
↓↓↓ 平成27年10月2日追加
平成27年10月1日付けで、越前CCを(株)ムラタに売却し経営交代
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