(株)ロックヒルゴルフクラブ(資本金2000万円、東京都新宿区四谷4-2-2、登記面=茨城県那珂郡緒川村上小瀬字梨子ケ作5374-5、野口信也社長、従業員100人)は、平成14年3月8日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
申請代理人は、松本義信弁護士(東京都港区西新橋1-21-8、電話03-3503-8551)。
同社は、ゴルフ場経営を目的として1983年(昭和58年)11月に関東開発(株)の商号で設立、翌84年に大手貸金業者(株)アイチ(東京都新宿区)の系列となり、85年に現商号に変更された。88年7月にオープンした茨城県那珂郡の「ロックヒルゴルフクラブ」(36ホール、1万3722ヤード)の経営を手がけ、近年のピークとなる96年9月期には年収入高約14億8100万円を計上していた。
しかし、95年2月に(株)アイチが特別清算を申請(負債1820億円)。その後、利用客数の減少、単価引き下げなどからその後も業績は低迷、2000年同期には、不良資産の償却等により約461億円の経常損失が発生していた。
このため、債務免除を行うなど借入金の削減に努めていたが、2001年同期には年収入高約9億7300万円に落ち込み、財務面も大幅な債務超過になるなど余裕のない運営が続いていた。
負債は2001年9月末時点で約678億5800万円。
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大口債権者の反対で再生計画案が否決され、平成15年2月3日に破産宣告を受ける。
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会員のプレー権継承等を条件に、譲渡先を募集
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栃木県小山市でシティホテル・小山グランドホテル(客室数86室)を経営している小山観光開発(株)で、同開発では運営会社として(株)ロックヒルズを設立、支配人を含め従業員を再雇用し平成15年11月1日から営業を継承している。
旧会員に関しては、「登録の上、年会費(3万円)納入を条件に、10年間に限りプレー権を認める」方針。
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