森トラストグループは、民事再生手続き中のタイホー商事(株)から、同社の経営する「タイホーカントリークラブ」の営業を「平成16年9月30日に引き継ぐ」と9月8日に発表した。
同グループは民事再生手続き中の会社からオークビレッヂGC(18H、千葉県)の営業を昨年12月に引き継いでおり、タイホーCCは同グループ2コース目となる。
営業譲渡を受けて同CCの所有権を取得するのは、オークビレッヂGCと同様に、同グループの森インベストメント・トラスト(株)(東京都港区虎ノ門1-25-5、森健社長、資本金1億円)で、関連会社のMTゴルフマネージメント(株)が同CCの従業員を再雇用して10月1日から運営を行う。
タイホー商事側からアプローチがあり、入札したとしているが、営業譲渡代金については現在のところ明らかにしていない。ゴルフ場名は10月から「かさまフォレストゴルフクラブ」に変更する予定。
会員の処遇に関しては、再生計画案に定めた弁済金を再預託(年会費は完納)することを条件に「プレー権を継続することを保証する」としている。
また、今後の経営・運営方針等に関しては「長期保有を前提とした安定的経営を維持しつつ、来年3月までの間にクラブハウスの改修工事やコース・練習場の整備等を予定している」、「クラブライフを尊重しつつ、シニア、若年層、男女を問わず、当クラブのファン層を広げ、より高いサービスの向上に努める」等を表明した。
予定では、来年の3月までに継続会員となるかどうかを届けてもらい、4月から新クラブとして新生スタートするとしている。
↓↓↓ 平成16年12月5日追加
平成16年12月1日、タイホー商事(株)の再生計画案が認可決定
「タイホーカントリークラブ」(茨城)の経営会社であるタイホー商事(株)の債権者集会が平成16年12月1日に開かれ、賛成多数で再生計画案が可決、東京地裁から同日認可決定を受けた。
@ 営業譲渡型の再生計画
・譲渡先は森トラスト・グループ
A 再生条件
・退会会員には4%相当を平成17年1月31日までに第1回配当、
・平成17年3月末日を目標に第2回配当とする、
・継続会員には第1回配当金額の4%を据置期間無しで再預託する、
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