芙蓉グループの総合不動産会社で、東証一部上場の東京建物(株)(東京都中央区八重洲1-9-9、南敬介社長、TEL03-3274-0111)は、日光インターCC(18H、栃木県日光市七里1333、TEL0288-50-1311)を経営する日光泉観光(株)(本社=コース、昭和60年設立、資本金3000万円)の発行済全株式を3月31日に取得し、4月1日に「日光ゴルフパーク:ハレル」に名称を変更して、オープンしたと発表した。
同CCは、平成9年にパブリックで開場し、大成建設グループが経営してきた。しかし、同建設は資産見直しから、パプリックゴルフ場などの切離しを模索、今回資金援助によりゴルフ場会社の債務超過状態を解消し、同じ芙蓉グループでもある東京建物に約2億円で株式を譲渡したという。
一方、東京建物は平成11年からゴルフ場事業に参入し、吉川インターGC:メッチャ(兵庫)、篠ノ井Gパーク:ウィーゴ(長野)の受託運営を行っており、今回が初のゴルフ場所有となる。
また、平成18年3月期からの減損会計導入を間近に控え、ゴルフ場を手放す企業の増加が見込まれるとして、これまで蓄積した運営実績やゴルフ場の適正資産評価(デュー・デリジェンス)、コンサルなど再生ノウハウを活用し、年間5コース程度のゴルフ場取得・再生に取り組んでいくと発表している。
リリースによると、”コンセプトはパシッと打って、サクッと回る「快感系ゴルフ」”と銘打ち、
@ 18ホールのスループレーを基本、
A リーズナブルな料金(平日6900円、土・日祝日1万2900円、ともに税込み・ランチ付き)、
B GPSナビモニター付き5人乗りカー卜のセルフプレー、
C 自動チェックイン機による前払いシステムや24時間オンライン予約、
・・・・などフレンドリーなサービスとドレスコードを設けない自由な雰囲気によるアメリカンスタイルの運営を予定、秋田英城支配人含め社員6名とアルバイトを加えた総勢10名で省力化運営する。年間入場者数は約3万人、年間売上約3億円を予定している。
なお、同ゴルフ場は経営交代・リニューアルに当たり昨年12月中旬からクローズしていた。4月1日がブレオープンで、5月1日にグランドオープンする予定。
東京建物は明治29年に設立された旧・安田財閥系企業。同建物では大洋緑化のスポンサー候補が3社に絞られた際は、国内単独企業として唯一、エントリー(本紙既報、その後ロンスターで決着)されていた。
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