アセット・マネジャーズ(株)の子会社(株)アルバトロスは、閉鎖中の湯ヶ嶋高原倶楽部のゴルフ場名を「伊豆湯ヶ嶋倶楽部 Golf&Resort」(電話は4月中旬に開通予定)と変え、ゴールデンウェーク期間中にもプレオープンさせることを明らかにした。
既報通りアセット・マネジャーズ(株)は、破産した(株)湯ヶ嶋高原倶楽部の破産管財人(越塚和男弁護士、TEL03-3254-6788)からホテル(60室)を兼ねたクラブハウス等を含む同ゴルフ場施設を買収する契約を締結し、昨年9月からコース等の管理やハウスの全面改造を行ってきた。
また、ゴルフ場施設の保有および経営は(株)アルバトロスが行うこととし、同社は旧会員に会員の処遇や営業内容等を先ごろ案内している(平成18年3月頃)。
(株)アルバトロスによると、旧会員の預託金は破産ということから引き継がないが、プレー権については、
@ 名義人で倶楽部に会員登録した者、
A 年会費(正会員は税込みで3.3万円)を納入した者、
B 管財人が認めた者、
・・・・等を条件に引き継ぐとしている。
プレー権の譲渡は不可(個人は2親等以内の親族への譲渡、法人は記名者変更は各1回限り受け付ける)だが、メンバー料金でホテルも利用できる。
約3000名の会員が在籍していたが、管財人が会員として認めた者は約1500名だったという。同社ではこの内1000名程度は再入会するのではないかとみている。
一方、ハウスの改造は内装はもとより給排水等の配管、窓枠を一新するなどの大掛かりな改造で、その事業費は数億円をくだらないという。その関係で工期も延びて完成は7月初旬を予定し、完成後に正式オープンするとしている。
プレオープン期間中は、ハウスを使用しないで営業する。破産手続きに入った昨年5月9日に営業を停止した同ゴルフ場だが、ほぼ1年振りにゴルファーを迎えることになった。
ちなみに、(株)アルバトロスでは「今までの会員を中心に運営する考え」と語っている。ただし、旧会員の入会状況をみて、新規に譲渡不可の会員等を募る考えもあるようだ。なお、旧会員に対して(株)湯ヶ嶋高原倶楽部からの配当はないとみられている。
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