今年3月24日に経営会社が破産したカントリークラブ・ザ・ウイングス(18ホール、茨城県西茨城郡七会村、)を買収する会社が固まり、その引受会社が8月19日に東京で会員向け説明会を開いた。
引受会社は(株)ノザワワールド(野澤敏伸代表取締役、茨城県ひたちなか市、資本金1000万円)で、同社は平成7年に創業し、不動産賃貸業や飲食業をひたちなか市などで展開しているノザワグループ内の経営管理を主な業務にしている。
野澤代表は昭和57年にプロテストに合格したプロゴルファーで、新茨城CC(現・カバヤGC)や金砂郷CCの専属プロをしていた経歴もあり、今回縁がありゴルフ場経営を引き受けることにしたという。
説明会資料によると、同社は破産会社・欧亜観光開発(株)の破産管財人(近藤丸人弁護士)との間で、CC・ザ・ウイングスの不動産売買及び営業譲渡契約を7月30日に締結したという。
まだ経営引継ぎ面では未決定の部分も多いとしたが、旧会員の継承条件等についてあらかじめ説明することにしたとしている。
旧会員(正会員、平日会員含む)のプレー権は、指定期限内に必要書類を提出すること、年会費を完納した場合等を条件に登録料無料で保証するとしている。
この登録料無料の会員(会員B)は、ゴルフ場で主催する競技会、月例会に参加可能だが、資格は一代限りで会員権の譲渡・相続は認めず、会員名簿への掲載は行わないとした。
また旧会員の内、新会員権発行希望者には登録料18万9000円を完納することを条件に、旧会員の正会員、平日会員を区別せず、すべて正会員扱いにするとした(年会費は2万5200円)。この会員(会員A)は、新会員権の譲渡・名義変更が可能で、預託金のないプレー会員権となる。
なお、同社の経営に移行するのは今年10月1日を予定している模様。その他、新規会員を募集することや、会員A・Bのプレー費用は土・日祝日及びシーズンにより、会員Bより会員Aの方を低額にする予定としている。
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