ゴールドマン・サックスグループがスポンサーとなる自主再建型の再生計画案をまとめ、債権者に配布した。計画案の決議は6月25日を回答期限とする書面決議となる。グループ5社の負債合計は約1266億円で、そのうち会員約6000名の預託金は356億円となっている。
再建の基本方針はGSグループの支援(債権放棄含む)を得て、
@ 業務効率化を図りスケールメリットによるコストダウン実現、
A 施設クオリティの維持向上を図り、競争力強化、
B クラブライフの向上、
C 再生計画案成立後、速やかなる名変を再開し、会員権相場の維持、向上を目指す、
・・・・としている。
また、株主会員制を廃止して、預託金会員制に戻す計画だ(株主会員となった会員の株主取得代金については、その代金を債務と認定)。なお、監督委員瀬戸英雄弁護士は、意見書で「別除権については全てGSグループが取得しているため、計画案の障害にはならない」と報告している。
ゴルフ場3社に関する再生条件は、退会会員に対しては(株主会員に当たっては預託金+株式取得代金)預託金の97・5%をカットし、残り2・5%を再生計画認可決定確定日から9ヶ月以内に一括弁済するとしている。
継続会員の預託金も同様で2・5%が新預託金(確定日から10年据置)となるが、税務上の関係からカットする日は、原則「確定日から9ヶ月以内の日で、別途定める日」となっている。
ちなみに、同グループが再生法を申請した原因の一端となった、台湾のゴルフ場(平成15年9月正式開場)は売却する方針としている。
↓↓↓ 平成16年8月8日追加
平成16年7月31日、東和ランド(株)が東京地裁より再生計画認可決定確定を受ける
↓↓↓ 平成17年10月28日追加
平成17年9月30日、東京地裁より再生手続終結決定を受ける
↓↓↓ 平成18年2月8日追加
平成18年1月、(株)グレンオークス、東和ランド(株)、(株)オーク・ヒルズは
日東興業(株)に吸収合併
↓↓↓ 平成21年8月10日追加
平成21年8月4日、日東興業(株)は、(株)アコーディアAH11へ商号変更。
↓↓↓ 平成26年8月18日追加
平成26年7月31日、(株)アコーディアAH11は会社分割により新会社
(株)アコーディアAH01が設立され、当ゴルフ場経営会社となる。
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