平成16年1月に再生法の適用を申請した同GCは、支援者の協力を得て再建を目指すことが明らかになった。諏訪GC経営の(株)ヘルシーリゾートと、関連会社でホテル、テニスコート等を運営する(株)諏訪湖の森が先ごろ債権者に再生計画案を配布したもので、同計画案は6月29日までの投票及び7月7日の債権者集会で決議されることになっている。
関係者によると同社は、新車・中古車販売のオニキスグループ本部である(株)オートコミニュケーションズ(加藤嘉利社長、東京都世田谷区、以下オート社)と、国際グリーングループの支援を受け、自主再建型で再生を目指す。
オート社は外資系企業から担保権(簿価で100億円近く)を買収(取得金額は不明)しており、ヘルシーリゾート側と担保協定を結ぶ形で支援する。加えて、オート社の依頼でゴルフ場運営に実績のある国際グリーングループが運営協力し、弁済資金も支援するという。
債権者への弁済条件としては、一般債権者及び退会会員(認可決定確定後3ヶ月以内に届出)は債権の99%カットで、残り1%を1年以内の期日に一括弁済する。一方継続会員(但し、認可決定確定後5年間は退会を受け付けない)については残り1%を新預託金とした新証券を発行するとしている。
なお、現時点では決定していないが、オート社は将来株式上場する意向もある模様で、計画案が認可され、その後株式上場が認められれば、ゴルフ場会社の株式も取得し、同GCを直接経営する構想もあるという。
ちなみにオニキスグループには全国で500店舗以上の販売店が加盟しており、自動車ユーザーのオニキス会員には同GCやホテルを割引料金で利用できるよう特典も検討している模様だ。
↓↓↓ 平成16年8月20日追加
平成16年8月4日、(株)ヘルシーリゾートと(株)諏訪湖の森の再生計画案の決議を問う債権者集会が開かれ、両社の再生計画案が可決し、同日東京地裁より認可決定を受けた。再生計画案の主な内容は既報通りで、
・オニキスグループの(株)オートコミュニケーションズと、 国際グリーンの支援を受けて自主再建
・退会会員は、預託金を99%カットし残りの1%を一括弁済する
・継続会員は、その預託金1%が新預託金となる新証券を発行する
↓↓↓ 平成19年8月25日追加
平成19年8月7日、上記2社は東京地裁より再生手続き終結決定を受ける。
・継続会員は、その預託金1%が新預託金となる新証券を発行する
↓↓↓ 平成27年8月18日追加
平成26年12月、諏訪ゴルフ倶楽部閉鎖、跡地にメガソーラー建設浮上
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