「北海道」 (株)ザ・ノースカントリーゴルフ場(資本金1億円、札幌市中央区大通西11-4、代表泉澤正行氏、従業員12人)は、平成15年5月12日に札幌地裁へ民事再生法を申請し、同日同地裁より再生手続き開始決定を受けた。
申請代理人は田中宏弁護士(札幌市中央区南1条西10、電話011-290-2565)ほか2名。
当社は、1988年(昭和63年)7月に設立されたゴルフ場経営業者で、「ザ・ノースカントリーゴルフクラブ」(北海道千歳市、18ホール)の運営を手がけていた。
同ゴルフ場は91年4月にオープンし、プロゴルファーの青木功氏がコース設計・監修を手がけたことでも知られ、道外ツアー客を中心に集客を維持、94年3月期には年収入高約5億円を計上していた。
しかし、ゴルフ場の開発に際して金融機関からの借入金に依存していたため、借り入れ負担が重荷となっていた。加えて、97年11月にはメーンバンクだった北海道拓殖銀行が破綻し、その後、同行からの借入金は整理回収機構(RCC)へ移管されていた。
近年は近隣ゴルフ場との競合による客単価の低下などから、2002年同期の年収入高は約3億6000万円に低迷、会員に対する預託金償還問題も重なり、自主再建を断念した。
負債は預託金約89億円を含め約110億円。
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平成15年5月、ザ・ノースCGCのスポンサーに上場のサミー(株)
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平成15年9月サミーをスポンサーとしたザ・ノースCGCの再生計画案成立
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平成15年10月民事再生中のザ・ノースCGC新体制で営業開始
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平成15年10月14日、札幌地裁より「民事再生手続きを終結する」旨の決定を受け、12月1日より名義書換を再開。名称は変わらず。
パチスロ大手のサミーとサミーの傘下に入ったゲーム大手のセガが、平成16年(2004年10月1日)に経営統合し設立された共同持ち株会社で、パチンコ・パチスロ機器や家庭用ゲームソフトの開発・販売等の事業を展開し、グループで遊園地等の運営も手掛けている。
グループ会社のセガサミーゴルフエンタテインメント(株)(本社=コース同)が運営する「ザ・ノースカントリーゴルフクラブ」(千歳市蘭越26、TEL:0123-27-2121)にてジャパンゴルフツアー『長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント』を今年の(第8回)7月5日〜8日に開催する予定。
セガサミーホールディングス URL=http://www.segasammy.co.jp
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