帝国データバンク(平成30年2月9日付)によれば http://www.tdb.co.jp/
「群馬」 太田資源開発(株)(資本金8120万円、太田市北金井町903、代表大澤順氏、従業員35名)は、2月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は船橋茂紀弁護士(東京都千代田区丸の内1-5-1、ノイエスト総合法律事務所、電話03-5219-5634)ほか2名。監督委員には綾克己弁護士(東京都千代田区大手町1-8-1、ときわ法律事務所、電話03-3271-5140)が選任されている。
当社は、1971年(昭和46年)10月に設立されたゴルフ場および和食料理店の経営会社。ゴルフ場は「鳳凰ゴルフ倶楽部」の名称で、最盛期(1992年3月期)にはゴルフ場事業の収入高約22億円をあげ、87年よりPGAシニアツアー「鳳凰カップトーナメント」の舞台となっていた老舗のコースとして知名度を誇っていた。
バブル期には不動産投資にも進出し、複数の不動産も所有していたほか、和食料理店「風月」を2店舗経営していた。
こうしたなか、ゴルフ人口の減少や可処分所得の低下といった取り巻く環境の変化により、2016年3月期の年収入高は約7億800万円に減少。ピーク時には100億円を超えていたとされる預託金も92億円まで圧縮されていたが、預託金償還問題等が原因で自力再建を断念した。
すでにスポンサー企業の選定を終えており、再生計画の認可決定確定後、スポンサーへの経営移譲により再建を目指すとしている。なおゴルフ場の営業は継続しており、会員のプレー権は保護される。
負債は債権者約5900名に対して約112億円(うち預託金は約92億円)。
・・・・ ここまで ・・・・
東京商工リサーチでは、『関係筋は「2月8日にスポンサー契約を締結済み」と話しているが、具体名については「2月15日開催予定の会員向け説明会で公表する。現時点では、国内法人1社としか話せない」とコメントしている』と報じている。
開催場所:熊谷文化創造館さくらめいと
埼玉県熊谷市拾六間111-1、TEL:048-532-0002
太陽のホールにて午前10時から
↓↓↓ 平成30年2月26日追加
鳳凰GCのスポンサーに砕石業等の(株)祥和コーポレーション
民事再生手続き中で「鳳凰ゴルフ倶楽部」(群馬県太田市北金井町903)の経営会社・太田資源開発(株)(大澤順代表)は、既報通り、2月15日に会員向け説明会を行い、申請当時に”現時点では、国内法人1社としか話せない”とコメントしていたスポンサー先を説明会で明らかにした。
スポンサー先は、建設資材の生産とリサイクル事業の(株)藤坂(栃木県佐野市中町1532、TEL:0283-84-1177、青山健代表取締役社長)のグループ会社で、砕石・産業廃棄物処分等を営む(株)祥和コーポレーション(深滓和彦代表取締役、栃木県佐野市栄町13-2、TEL:0283-20-1111)。
(株)藤坂 URL=http://www.fujisaco.co.jp/
(株)祥和コーポレーション URL=http://www.showa-corp.co.jp/
再生計画案等は現時点では不明だが、計画案の提出期限が今年5月10日頃で債権者集会は7月中に開かれる予定。申請代理人の船橋茂紀弁護士等によると、「ゴルフ場の経営は初めてだが、好条件を出していただいた」と説明があったという。
↓↓↓ 平成30年6月8日追加
鳳凰GC、再生計画案を会員等に配布
民事再生手続き中で「鳳凰ゴルフ倶楽部」の経営会社・太田資源開発(株)(大滓順代表取締役)の再生計画案がこのほど東京地裁から会員を含む一般債権者に配布されたことが判明した。既報通り、今年2月9日付けで(株)祥和コーポレーションとの間でスポンサー契約を締結している。
同計画案の骨子は、
再生方針では、預託金の一部免除により「預託金償還問題」を解決し、資金力のあるスポンサー企業の協力を得て別除権弁済を行うことにより「金融債務問題」を解決し、さらに積極的な設備投資によって競争力を回復して「売上減少問題」を解決する計画となっている。
再生計画認可決定確定後1ヶ月以内にスポンサーに経営移譲(100%減資後募集株式の引受による、新資本金3000万円)する。
会員(退会・継続とも同じ)等への弁済(スポンサーからの拠出金により)は、
・預託金(債権額)の4・4%を再生計画認可決定確定月から4ヶ月以内に弁済。
*4000万円を超える部分については3%弁済
・継続希望会員は、無額面のプレー会員権となる。
・当面の会員料金、年会費、名変料、ゴルフ場名称、36ホール体制、理事会等の現行維持。
また、短中長期的に、クラブハウスの改修や乗用カード入替え、コースの改修・改造等を行う計画もあるという。確定再生債権者総数は5546名、再生債権総額は107億2356万2311円となっている。
なお、再生計画案の決議は6月26日まで期限の書面投票と7月4日に開かれる債権者集会で行われる。
↓↓↓ 平成30年7月9日追加
鳳凰GC、再生計画案が可決し同日認可決定を受ける
既報通り、「鳳凰ゴルフ倶楽部」の経営会社・太田資源開発(株)(大滓順代表取締役)の再生計画案の決議を行う債権者集会が7月4日開かれ、議決権額で90・98%、人数では99%の賛成率を得て計画案が可決し、同日東京地裁から認可決定を受けた。
再生計画案の内容は既報通りで、採石業等の(株)祥和コーポレーションをスポンサーに迎え、諸問題を解決し再建する計画となっている。
・預託金の一部免除により「預託金償還問題」を解決
・同社の協力を得て別除権や「金融債務問題」を解決
・積極的な設備投資によって競争力を回復して「売上減少問題」を解決
会員への弁済条件等も既報通りとなっている。なお、再生計画認可決定確定後1ヶ月以内にスポンサー側に経営移譲(100%減資後募集株式の引受による、新資本金3000万円)する予定となっている。
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