平成25年に旧・さくらコースの1ホール(17番)を、平成26年12月末日でさくらの全ホールを閉鎖し、さつきコースの18ホールで営業を行っていた「ルーデンスカントリークラブ」(群馬県藤岡市上日野2595、TEL:0274-28-0111)だが、今年11月30日をもってゴルフ場を閉鎖し、さくら同様にメガソーラーを建設する計画であることが判明した。
→ ルーデンスCC URL=http://www.ludens-cc.com/ (表示方法)
→ ルーデンスCC、さくらコースを閉鎖
一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(6147号)により判明したもので、メガソーラーの事業主体は、さくら同様に同CCの経営会社と同じく千葉興業(株)のグループ会社で、不動産賃貸・開発及び再生可能エネルギー事業を手掛けるロイヤルリース(株)(千葉県千葉市美浜区ひび野1-8、TEL:043-213-3322、臼井千世代表取締役)となっている。
ロイヤルリース(株) URL=http://royallease.jp/
今年12月から整備を始め、平成31年12月の完成を予定、総事業費は約70億円を見込んているという。同社のHPでは、「ルーデンスCC太陽光第一〜第四発電所」稼働開始とあり、平成29年6月までに計5,849KWの発電を開始している。
ちなみに、同CCは旧・昭和グループの経営だったが民事再生法を申請にた後に三栄建設グループの傘下に、平成16年10月からは千葉県で不動産賃貸等を行う千葉興行(株)のグループの傘下となり現在に至っている。
同出版によれば、会員(千数百名、全て預託金なしのプレー会員権)には、近隣の2クラブに年会費納入で移籍できるよう紹介しているという。
群馬県で閉鎖したゴルフ場一覧(あ〜順)
平成24年7月1日に施行された、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(1KWh=42円=税別)も毎年のように価格が引き下げられ、平成28年度には24円(税別)、平成29年度21円(同)と当時の半分にまで値下げに。
さらに、経済産業省は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、太陽光発電のさらなる価格引き下げに乗り出すという、平成30年度にも産業用の買い取り価格を現在の1KWh21円から同20円弱とする見通しで、数年かけて10円前後を目指すという。
ゴルフ場のメガソーラー転用(建設中、申請済みは除く)も大きな転換期を迎えたようですね。というより太陽光発電そのもののブームが去ったのかも知れません。「太陽光関連企業の倒産増加、鮮明に」(帝国データバンク)、「太陽光関連の倒産最多」(東京商工リサーチ)等(下記参照)、昨今よく見かけます。
ご興味ある方は覗いてみて下さい。
・帝国データバンク
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p170201.pdf
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p170702.pdf
・東京商工リサーチ
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20160802_01.html
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20161031_01.html
<参照資料>
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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