平成8年6月開場の「サエラ尾瀬ゴルフ&リゾートホテル」(18H、群馬県利根郡片品村東小川4648、TEL:0278-25-8800)が、平成28年の営業をもってゴルフ場を閉鎖していることが判明した。ゴルフ場のホームページも閉鎖しており、完全に営業を休止したようだ。
サエラ尾瀬G&RH URL=http://www.caetla-golf.com (平成29年5月10日・閉鎖済み)
同ゴルフ場は「サエラカントリークラブ尾瀬」の名称で開場。総合リゾート施設の運営を目的として、ゴルフ場経営の昭和総合開発(株)と地元片品村などの出資による第3セクター方式で設立された尾瀬高原リゾート(株)が経営していた。
その後は、昭和総合開発(株)の和議申請や尾瀬高原リゾート(株)の民事再生法申請等の紆余曲折を経て、平成16年6月からさくらリゾート(株)が買収し運営。
平成26年7月からは、御岳ゴルフ&リゾートホテル(長野)の系列会社である(株)サラエゴルフ倶楽部が施設を賃借し現名称に変更して営業してきた経緯をもつ。現在は、御岳G&RH(長野)とは関係がなくなっているようです。
→ サエラ尾瀬G&RHの過去の経緯
地元の片品村では「ゴルフ場は営業していません。太陽光発電になるようです」と説明しているという。スキー場は、平成25〜平成26年のシーズンから営業を休止し、廃業となっている。
ちなみに、今回のサエラ尾瀬G&RHの閉鎖により、群馬県でのゴルフ場完全閉鎖(ルーデンスCC除く)は9コース目となったが、そのほとんどがメガソーラに転用となっている。ゴルフ人口の低迷を背景に、採算の厳しいゴルフ場がメガソーラーの用地にとって代わる構図が相次いでいるようだ。
群馬県で閉鎖したゴルフ場(18H以上、平成29年5月11日現在)
<参照資料>
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 令和元年10月2日追加
サエラ尾瀬G&RHの跡地、メガソーラー建設開始
閉鎖した「サエラ尾瀬ゴルフ&リゾートホテル」(群馬県利根郡片品村)とスキー場の跡地に、スパークス・グループが計画している「SGET 片品メガソーラー発電所」のEPC(設計・調達・施工)サービスを東芝プラントシステム(株)(横浜市鶴見区鶴見中央4-36-5、原園浩一代表取締役社長)が受注し、建設に着手した旨を、同社ホームページで9月2日、下記の通り発表した。
スパークス・グループ URL=https://www.sparx.jp/
約120・9ヘクタールのスキー場・ゴルフ場跡地に出力55MWの太陽光発電設備を建設するもので、令和3年(2021年)に運転を開始する予定という。
東芝プラントシステム(株) URL=https://www.toshiba-tpsc.co.jp
令和元年9月2日
東芝プラントシステム(株)
スキー場/ゴルフ場跡地で大規模メガソーラー発電所を建設
当社は、スパークス・グループ(株)の子会社であるスパークス・グリーンエナジー&テクノロジー(株)が設立したSGET片品メガソーラー合同会社が、群馬県利根郡片品村に計画している「SGET
片品メガソーラー発電所」の建設に着手しました。
・・・・ 以下略 ・・・・
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発表元URL=https://www.toshiba-tpsc.co.jp/pdf/topics/20190902.pdf (表示方法)
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