帝国データバンク(平成28年1月28日付)によると http://www.tdb.co.jp/
「愛知」 藤信興産(株)(資本金5000万円、豊明市沓掛町田楽ケ窪1-98、代表浅野高浩氏、従業員20名)は、1月27日に名古屋地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は佐藤昌巳弁護士(名古屋市中区丸の内3-14-32、佐藤綜合法律事務所、電話052-232-8537)。監督委員には森美穂弁護士(名古屋市中区丸の内2-10-19、森法律事務所、電話052-202-5155)が選任された。
当社は、1970年(昭和45年)8月設立のゴルフ場経営業者。76年11月にゴルフ場「青山高原カントリークラブ」(パー72、6496ヤード(レギュラーティー)、三重県津市)をオープン。
大自然を活かしたコースレイアウトで、勾配を6%以内に留めるなど年配の方にも楽しくプレーできるような設計となっており、相応の顧客を有していた。
また、株主の学校法人の付属病院内でテレビカードの販売や洗濯機のレンタルも行い、1992年6月期には年収入高約35億5000万円を計上していた。
しかし、その後はゴルフ人気の衰退やメンバーの高齢化もあって収入高は伸び悩む傾向が続いていた。さらに、近時はゴルフ場クラブハウス内のレストラン経営事業を関連会社に移したため、2015年6月期の年収入高は約17億円に減少していた。
ここへきて会員からの預託金返還請求が相次ぎ、見通しが立たなくなったことから、今回の措置となった。
負債は約51億9800万円。
なお、債権者説明会は2月3日午前10時より『ウィルあいち』(名古屋市東区上竪杉町1、電話052-962-2511)で開催される予定。
・・・・ ここまで ・・・・
青山高原CC(18H、三重県津市稲葉町3191、TEL:059-252-1511)
URL=http://www.aoyamakogen-cc.com/course.htm (表示方法)
帝国データバンク記事の「株主の学校法人」とは、学校法人・藤田学園のことです。
同学校法人と藤信興産(株)は同じ住所となっております。
同CCは、伊勢自動車道・久居ICより7q、近鉄山田線・久居駅から約25分に位置しする丘陵コース。大自然林を残してレイアウトされた名門コースで、遠景に風車(風力発電機)20数基が眺められる青山高原があり、自然美の景観を楽しみながらプレーができるゴルフ場。
参考までに、同CC(会員数約600名)の1月28日現在の会員権相場(名変料60万円、年会費1・8万円=税別)は、売り120万円に対し買いは70万円となっている。
↓↓↓ 平成28年9月20日追加
青山高原CC、自主再建型の再生計画案可決し認可決定を受ける
民事再生手続き中で「青山高原カントリークラブ」の経営会社・藤信興産(株)の自主再建型の再生計画案が可決し、8月19日に名古屋地裁から認可決定を受けた。
計画案の骨子は
親法人である学校法人・藤田学園(愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98)の支援を受けて
再建する自主再建型の計画案。
学校法人・藤田学園 URL=http://www.fujita-hu.ac.jp/corporate/
会員への弁済(退会・継続を問わず全会員に)は
・額面により弁済率が異なる(100万円〜4000万円まで)
例1)預託金150万円の会員の場合は、約100万円
例2)4000万円への弁済は1000万円にも届かない額
・会員全員に無額面(譲渡可)のプレー会員権を発行しプレー権を継承する。
負債約51億円中、会員約590名の預託金額は約41億円となっている。
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