長野日報(平成27年12月9日付 http://www.nagano-np.co.jp)によると
掲載元URL=http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=35810
長野日報により、弊社既報通り平成25年11月1日から新経営会社・(株)サン・エフ企画(牧野幸日代表)の元で営業を再開した「駒ヶ根カントリー」(旧・信州駒ヶ根CC、長野県駒ヶ根市中沢9035、TEL:0265-87-2270)が、ゴルフ場を閉鎖しメガソーラーを建設する計画であることが分かった。
駒ヶ根C URL=http://komagane-c.com/ (表示方法)
事業主は、米国に本社を置く太陽光発電エネルギーサービス企業の日本法人サンエジソンジャパン(株)(東京都港区赤坂1-11-44)で、同社がゴルフ場全体(約130ヘクタール)を取得し、このうちの約50ヘクタールに太陽光パネルを設置し、約32MWの施設を整備する計画だという。
サンエジソンジャパン(株) URL=http://www.sunedison.co.jp/ → 閉鎖(28年8月確認)
一般家庭約7700世帯の消費電力に相当する規模の施設で、発電した電気は中部電力に売電されるようだ。
8日に行われた市議会で、駒ヶ根市の杉本幸治市長は「景観や住環境への影響を重視しつつ、住民の合意や各種手続きの見通しが立つことが事業実施の条件」とし、事業主側で10月中旬から市内各地区を回り、住民説明会を開いてきたと説明。
太陽光パネルは既存のコース上に設置され、新たな造成を伴わない見通しから「自然環境や住環境への大きな影響はない」との認識を語ったという。
また、一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(5890号)によれば、サンエジソンジャパンは「現在のところ何も申し上げられない」との回答、オーナーの牧野幸日氏とは連絡がとれず、ゴルフ場への問い合わせには「忙しい」として詳しい情報は得られなかったという。
弊社でも伝えたが、(株)サンーエフ企画が競売を申し立てて自己競落した折りに、杉本市長は太陽光発電事業を認めず、ゴルフ場として営業するように要請していたはずだったが。
→ 駒ヶ根Cのこれまでの経緯
ちなみに、長野県では下記3ゴルフ場が閉鎖(予定)しており、すべて、跡地にメガソーラーを計画している。
参照資料 → ゴルフ場跡地を利用してメガソーラー事業に参入する企業増加
↓↓↓ 平成28年4月6日追加
メガソーラー建設を進めている閉鎖の「駒ヶ根 カントリー」だが、太陽光発電事業者の日本法人・サンエジソンジャパン(株)は米国資本からタイ王国資本に切り替わり、社名もBCPGジャパン(株)(東京都港区赤坂1-11-44赤坂インターシティ6F、TEL:03-5572-6363、栗山根年代表取締役)になったようだ。
BCPGジャパン(株)が自社ホームページで発表し判明したもので、内容は下記の通り。
BCPGジャパン(株) URL=http://www.bcpg.jp/
サンエジソンンジャパン株式会社を子会社化
平成28年2月11日
BCPG Co.,Ltd.(本社:タイ王国バンコク)は本日、米Sun Edison, Inc(本社:米国ミズーリ州メリーランド・ハイツ)から同社の日本法人であるサンエジソンジャパン(株)を約96億2,600万円で買収することを発表いたしました。
今回の買収は2016年1月27日に開催されたBCPGの取締役会により可決され、2016年2月初旬に取引完了を予定しています。買収完了後は、BCPG傘下で従来の業務を継続していきます。
サンエジソンジャパン(株)は、2010年6月の設立以来、太陽光発電所を主体とする再生可能エネルギー発電所の開発、建設、操業に注力してきました。 現時点では合計で13MWとなる4つの太陽光発電所を操業中であり、同時に合計27MWの2つの発電所を建設中です。また、それ以外にも合計で150MW以上の実現可能性の高い開発中の太陽光発電所プロジェクトおよび風力発電プロジェクトを含む多くの再生可能エネルギー案件のパイプラインを所有しています。
・・・・ 以下略 ・・・・
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・・・ 同社ホームページより
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 平成30年2月19日追加
閉鎖した駒ヶ根カントリーの跡地に32MWのメガソーラー建設
既報通り、サンエジソンジャパン(株)を買収したBCPGジャパン(株)(東京都港区赤坂1-11-44赤坂インターシティ6F、TEL:03-5572-6363、サイアムチャイ・パーワン代表取締役社長)が、閉鎖した駒ヶ根カントリー(長野県駒ヶ根市中沢9035)跡地に出力約32MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を着工することが判明した。
買取価格は36円/KWh(税別)、中部電力に売電する計画で着工は今夏頃を予定し、年末に操業を開始する計画。駒ヶ根は、ゴルフ場の造成済み範囲内(フェアウエー、グリーン、クラブハウスなど)にパネルを敷設し、排水などの設備も同施設を利用するため、短期間で工事が済むようだ。
ちなみに、BCPGジャパンのホームページによれば、現在、岡山県勝田郡奈義町で出力約14・08MW、秋田県にかほ市で出力約13・16MW等、稼働済み太陽光発電所は全国で6ヶ所(約40MW)。その他、建設・準備中(駒ケ根を含め)が3ヶ所(64MW)あり、このほか開発中が合計150MW以上となっている。
中部電力の特別高圧送電線まで街中を含む経路で自営線を敷設する計画のため、近隣住民に対してこれまで何度か説明会を開いてきたが、住民から大方の了承を得られたため着工に向けて計画を詰めていくことになったようだと、地元新聞等が報じている。
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