民事再生手続き中で「サニーカントリークラブ」(27H、長野県佐久市協和3491)の経営会社・望月サニーカントリー(株)(清水栄吉代表取締役)はこのほど、会員及び一般債権者にスポンサー型の再生計画案を配布したことが判明した。
一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(2683号)により判明したもので、概要は下記の通り。
複数の候補の中からスポンサーとして選定されたのは、不動産の所有及び管理・売買・賃貸を手掛ける(有)パインコーポレーション(東京都目黒区目黒3-12-17-101、TEL:03-3714-4403、小林祐治代表取締役、資本金300万円)。
同社は、平成27年11月23日をもって閉鎖した群馬県の月夜野CCの経営・運営会社(大峰高原開発(株)、月夜野カントリー(株)=各100%)の親会社(閉鎖後はメガソーラー建設)。
(有)パインコーポレーション URL=http://pine-corp.co.jp/
昨年11月6日にスポンサー契約を締結し、既に約1億1千万円の融資を受けたという。
計画案の骨子は、
資本金1億円を全額減資し、新資本金1000万円をスポンサーに割当てる。
パインコーポレーションは、償還問題を解決し、破産配当率を超える弁済を行うとともに、
ゴルフ場、不動産事業を継続し、会員のプレー権を保護するというもの。
会員(退会・継続を問わず)及び一般債権者への弁済は、
99・5%相当の金額について免除を受け、残り0・5%を再生計画認可決定確定日から
3ヵ月経過時の属する月の末日に弁済する。 *スポンサーからの借入金と募集株式の払込金を原資とする方針。
継続希望の会員は、入会金の負担なく新規会員契約(入会期限日を設定)行う。
会員権は無額面で譲渡及び相続可能な会員権となる。
その他
現代表者及びスポンサーが有する再生債権は全額免除を受ける。
未払いの労働債権や今後発生する一般優先債権は随時弁済する。
再生計画案の決議は、書面投票(6月16日締切)及び6月23日開催の債権者集会で行われるという。
↓↓↓ 平成28年7月4日追加
サニーCC・スポンサー型再生計画案可決
既報通り、「サニーカントリークラブ」の経営会社・望月サニーカントリー(株)の再生計画案を決議する債権者集会が6月23日に開かれ、出席債権者96・94%(1176名中1140名の賛成)、議決権総額74・47%の賛成多数で計画案が可決、同日長野地裁から認可決定を受けた。
計画案は既報通りで、不動産の所有・売買・賃貸等の(有)パインコーポレーション(東京都目黒区目黒3-12-17-101、TEL:03-3714-4403、小林祐治代表取締役)をスポンサーに迎え、同社からの借入金と募集株式の払込金を弁済原資に充てるというもの。
継続を希望する会員には無償でプレー会員権を付与する内容となっている。
↓↓↓ 平成29年2月28日追加
望月サニーカントリー(株)・再生手続きの終結決定
平成29年1月23日、「サニーカントリークラブ」の経営会社・望月サニーカントリー(株)は、長野地裁から再生手続きの終結決定を受けた。
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