ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行うSBエナジー(株)(東京都港区、孫正義代表取締役社長)は、鹿児島県姶良郡湧水町のゴルフ場計画跡地にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する旨を、自社ホームページにて7月1日に発表した。
発表元=http://www.sbenergy.co.jp/ja/news/pdf/press_20150701_01.pdf (表示方法)
事業所名は、「ソフトバンク鹿児島湧水ソーラーパーク」、発電規模は出力3万2300KW(32・3MW)、年間予想発電量3612万3000KWh(一般家庭約1万34世帯分の年間電力消費量に相当)で、今年の7月下旬に工事に着手し、平成29年(2017年)度中の運転開始を目指すという。
事業主は、SBエナジー(株)が平成25年1月22日に設立した「鹿児島湧水ソーラーパーク合同会社」(湧水町木場字大水堀6310-1)。建設用地(鹿児島県姶良郡湧水町木場字6269他)は約51・4万uとなっている。
→ 建設予定地地図(中央部の樹木を伐採している広い箇所)
同用地は、「栗野高原リゾート(仮称)」(18H計画)として平成5年3月に開発許認可を取得し同年5月に工事に着手したが、実質的な工事に入らなかったため、町(当時は栗野町)が買い上げて保有していたもの(SBエナジーが賃貸して運営)。
SBエナジー、ゴルフ場関連のメガソーラー建設情報
・平成24年3月、榛名CC(群馬県)の閉鎖跡地にメガソーラー建設
・平成26年2月頃、金城CC(島根県)、27H中9Hを閉鎖してメガソーラー建設
ちなみに、同じ鹿児島県の鹿屋市と大崎町にまたがる土地で、国内最大級となる出力92MWのメガソーラーをガイアパワー(徳島県阿南市)、京セラ、九電工、東京センチュリーリースの4社が出資して設立する「鹿屋大崎ソーラーヒルズ合同会社」が建設すると5月に発表。
建設地は、30年以上前に36ホールのゴルフ場を建設する計画が進んでいたが、工事の着工前に中止になった用地(約200万u)。
同用地に、太陽光パネル約34万740枚を設置。年間発電量は約9万9230MWh(一般家庭約3万500世帯分の年間電力消費量に相当)を見込むという(名称=鹿屋大崎ソーラーヒルズ太陽光発電所)。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
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