「ザ・カントリークラブ・ジャパン」(18H、千葉県木更津市茅野七曲905、TEL:0438-53-2111)を、(株)ザイマックス(XYMAX、東京都港区赤坂1-1-1、島田雅文氏・古本健二氏の2人代表)が取得し、経営交代することが判明した。
ザ・CC・ジャパン URL=http://www.ccjapan.jp/ (表示方法)
同CCは、東京電力や鹿島建設、三井住友銀行などの有力企業を中心に10社が各10%の株式を保有する(株)ザ・カントリークラブ・ジャパン(前田秀代表取締役)が経営会社となっているが、東京電力が原発事故により、株式の売却を希望したことで、今回の経営交代となったようだ。
同CCの経営会社・(株)ザ・カントリークラブ・ジャパン(前田秀代表)の経営株を取得するのは、不動産の運営・管理・コンサルティングの(株)ザイマックス(XYMAX、東京都港区赤坂1-1-1、島田雅文氏・古本健氏の2人代表)で、6月にも最後の株式(10%)を取得し傘下に収めるようだ。
(株)ザイマックスは、平成2年(1990年)3月に(株)リクルートからビル事業部が分社し、(株)リクルートビルマネジメントを設立。平成12年(2000年)1月にMBO(マネジメントバイアウト)により、(株)リクル―トから独立して同年4月に現名称に商号変更した。静岡県の南富士CCの経営母体会社でもある。
(株)ザイマックス URL=http://www.xymax.co.jp/
ザ・CC・ジャパンは、(株)新橋管財が昭和63年にオープンさせた高級法人会員制のゴルフ場。会員募集は60年から”上場またはそれに準じる企業”を対象に4000万円、5000万円他で行い、新日鐵や三菱商事、旧・住友銀行などの上場企業を含めた企業が入会。
しかし、平成18年8月に預託金償還問題の抜本的解決を図る目的で、株主会員制への移行を案内。大半の会員の同意を得られたことから、ゴルフ場施設を新会社の(株)ザ・カントリークラブ・ジャパン(平成18年6月設立)に譲渡した後、同年11月24日に新橋管財は特別精算を申請した。
負債は、約214億3000万円で、内会員の預託金は約122億4000万円となっている。
→ ザ・CC・ジャパンの過去の経緯
同CCは、圏央自動車道・木更津東ICより8qに位置し、加藤俊輔氏の設計で54万坪の広大な敷地にゆったりと造られフェアウェイも広く、美しくも戦略性のある丘陵コース(全長7207ヤード、P72)。
参考までに、ザ・CC・ジャパンの会員権相場(6月4日現在、名変料100万円、年会費6万円=各税別)は、350万円売りの買いは200万円となっている(現会員数は375社で入会条件は、上場企業、もしくはこれに準ずる企業)。
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