「八代ゴルフ倶楽部」(18H、熊本県八代市二見本町2755、TEL:0965-38-9800)を経営する八代グリーン開発(株)(住所=コース同、藪優秋代表)が、5月18日付で熊本地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、19日に同地裁より保全命令を受けたことが判明した。負債総額は約17億7900万円の見通し。
申請代理人には原啓章弁護士(観音坂法律事務所、熊本市中央区京町1-14-33 京町観音坂ビル2階、TEL:096-322-5787)。監督委員には、江越和信弁護士(三浦・江越法律事務所、熊本市中央区草葉町4-20 富士火災熊本ビル7階、TEL:096-324-1070)が選任されている。
八代GC URL=http://www.yatusiro-golf.jp/ (表示方法)
八代グリーン開発(株)は、1986年(昭和61年)に地元企業などの出資により設立された会社で、1991年(平成3年)11月に八代GCをオープンさせたが、平成22年7月に全国で運輸会社を展開している丸善グループ(福岡県、古賀大代表)が株式売買により同GCを取得し傘下に収めた。
その後、平成25年3月に古賀氏が役員を辞任したことで丸善グループから外れ、同月には資本金の大幅減資(4億9,900万円 → 4,990万円)を実施。
→ 八代GCの過去の経緯
しかし、景気低迷による個人消費の減速やゴルフブームの一巡で来客数が大幅に減少。また、会員による預託金返還請求もあり資金繰りが逼迫したため、自力での再建は困難と判断し今回の措置に至ったようだ。
同GCは、九州自動車道・日奈久ICより3q、JR鹿児島本線・八代駅から約20分に位置する全長6843ヤード(P72)の丘陵コース。各ホールとも概ねフラットながら狭い箇所もあり、距離的にも短めなので方向重視で攻めたいコース。
ちなみに、同GCの会員権相場(会員数約800名、名義書換料10万円、年会費1・2万円=各税別)は、20万円売り、買いは10万円(5月25日現在)と低位で低迷しているようだ(名義書換は当分の間停止になりました)。
なお、ゴルフ場は通常通り営業を続けている模様(同GCホームページより)。会員説明会を5月24日に同GCクラブハウスで、また一般債権者向けの説明会を5月26日に開くことになっている。
↓↓↓ 平成27年7月2日追加
5月18日に民事再生法の適用を申請した、「八代ゴルフ倶楽部」の経営会社・八代グリーン開発(株)(藪優秋代表、申請代理人:原啓章弁護士)は6月22日、熊本地裁より民事再生の開始決定を受けたことが判明した。
再生債権の届出期間は、今年の7月21日までで再生債権の一般調査期間は8月25日〜9月8日までとなっている。
↓↓↓ 平成28年2月2日追加
八代GC、スポンサー支援型の再生計画案を配布
民事再生手続き中で、「八代ゴルフ倶楽部」の経営会社・八代グリーン開発(株)(熊本県八代市二見本町2755、藪優秋代表)は、会員及び一般債権者にスポンサー支援型の再生計画案を配布したことが判明した。
再生計画案の概要は、
ゴルフ練習場「M&Mゴルフクラブ」(久留米市善導寺町飯田415-1、TEL:0942-47-5321)等を経営するケイエム企業開発(株)(住所同、古賀一也代表取締役)がスポンサーとなり、八代グリーン開発(株)は100%減資した上で、新発行株式をケイエム企業開発(株)が引き受け再建するというもの。
会員への弁済条件は、
・退会会員は、預託金の8%を弁済
来年3月末日までに、3000万円を限度に超は毎年抽選弁済
・継続会員は、8%が新預託金(10年据置)
正平会員約1100名の預託金額は約16億5000万円で、認可決定確定後に名変(名変料10万円 → 2万円に減額=税別)を再開する予定。なお、再生計画案の決議は3月18日締切の書面投票で行われる。
・丸善グループ
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URL=http://www.maruz.co.jp/
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・ゴルフ練習場・M&MGC
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URL=http://www.maruz.co.jp/mm/
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ちなみに、M&Mゴルフクラブのアドレスからも分かるとおり、ケイエム企業開発(株)は全国で運輸会社を展開している丸善グループ(福岡県久留米市善導寺町飯田829-1、古賀大代表)の関連会社。
また、ケイエム企業開発の古賀一也代表取締役は、丸善グループ会社・営農サービス有限会社(福岡県久留米市太郎原町1276-1、TEL::0942-44-2620)の代表でもある(同グループホームページより)。
既報(平成27年5月25日)通り
八代グリーン開発(株)は、1986年(昭和61年)に地元企業などの出資により設立された会社で、1991年(平成3年)11月に八代GCをオープンさせたが、平成22年7月に全国で運輸会社を展開している丸善グループ(福岡県、古賀大代表)が株式売買により同GCを取得し傘下に収めた。
その後、平成25年3月に古賀氏が役員を辞任したことで丸善グループから外れ、同月には資本金の大幅減資(4億9,900万円 → 4,990万円)を実施。
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結局、意味合い的には若干の違いはあるが ”元の鞘に収った” という事か?
↓↓↓ 平成28年11月16日追加
平成28年7月、グランドチャンピオンGC(熊本)が丸善グループの傘下に
↓↓↓ 平成29年9月8日追加
平成29年5月26日、宮崎座論梅ゴルフクラブ(宮崎)を丸善グループが取得し傘下に
↓↓↓ 令和2年8月31日判明
平成30年10月頃、大分カントリークラブのスポンサーに丸善グループ
↓↓↓ 令和2年8月31日追加
令和2年8月19日、ジェイズカントリークラブの3コース(宮崎、鹿児島)を丸善グループが取得
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