昨年12月から会員権の名変を停止している「諏訪ゴルフ倶楽部」(18ホール、長野県諏訪市大字豊田6217-1)は、同月に県ゴルフ連盟も脱退していることが判明した。
ゴルフ場は既に売却され、買い受けた企業はゴルフ場としては営業しない方針という。地元の話として、メガソーラー事業が有力と見られているようだ。
↓↓↓ 平成27年8月18日追加
閉鎖した諏訪GCの跡地に、メガソーラーを建設
平成26年12月からゴルフ場を閉鎖した「諏訪ゴルフ倶楽部」(長野県諏訪市大字豊田6217-1)の跡地(用地の内、46・8万uを利用)にメガソーラーを建設することが判明した。
太陽光発電事業を目的に設立したSUNホールディングス(平成14年6月設立、高永俊社長、東京都)が、8月7日に諏訪市役所で発表したもの。同用地に太陽光パネル14万枚を設置、発電容量は45・8メガワット(一般家庭1万8400世帯の年間使用量に相当)で、今年12に着工し2017年11月に売電を開始する計画。
事業費は約150億円、国の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度による買い取り価格は1KW当たり36円で、全て中部電力に売電するという。
用地は有賀林野利用農協など4法人や個人39人と今年4月に土地賃貸借契約を結んだと説明。プロジェクト名は「諏訪ゴルフメガソーラー発電所」となっている。
ちなみに、同GCの経営会社・(株)ヘルシィリゾート(当時=榑沼仲三郎社長)と関連会社で同GC運営の(株)諏訪湖の森(当時=百瀬越司社長)は、平成16年1月30日に東京地裁へ民事再生法を申請(負債は2社合計で250億円)。
同年8月4日、新車・中古車販売のオニキスグループの(株)オートコミュニケーションズと、 国際グリーンの支援を受けて自主再建を目指す再生計画案(会員への弁済率は預託金の1%)が可決(同日認可決定)し、これまで営業を行ってきた経緯をもつ。
→ 諏訪GCの過去の経緯
ゴルフ場運営の諏訪湖の森(TEL:0266-53-8820)では、会員の処遇に関し「ゴルフ場は閉鎖したため会員は退会になる」と説明しているという。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 平成30年4月25日追加
閉鎖した諏訪GCの跡地、メガソーラーが完成し売電開始
既報通り、太陽光デベロッパーのソネディックス・ジャパンが、閉鎖した諏訪GCの跡地(127ヘクタール)に「長野諏訪ゴルフメガソーラー発電所」を建設。4月18日に竣工式を開催し操業を開始したことが判明した。
出力は46・8MWで、年間発電量は5万7000MWh(約1万4250世帯分に相当)。発電した電力は中部電力に売電するという。
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