平成25年のゴルフ場企業法的整理状況が、一季出版(株)発行のゴルフ特信(1月24日発行、東京都台東区浅草1-9-13、TEL:03-3864-7821)の調べにより判明した。
24年比で件数は16件減、コース数は34コース減で負債総額は2438億円減と、16年振りの低水準となったようだ。25年トータルの法的整理件数は10件、コース数は既設10コース、建設・認可0コース、負債総額672億円となっている。
→ 参照 平成24年のゴルフ場企業法的整理状況
法的整理を行ったゴルフ場企業に関しては、弊社で全記事を掲載しておりますので、下記「平成25年法的整理企業・詳細一覧」をご覧下さい。
ちなみに、弊社でも掲載している通り、法的整理に至らなかったものの、ゴルフ場事業そのものを廃業したり閉鎖し、メガソーラー発電所に転用したゴルフ場も多く見られたのも事実で、端的に負債総額だけでゴルフ場の経営環境が好転したとは判断出来ない。
→ 参照 ゴルフ場を閉鎖、或いは遊休地を利用してメガソーラーを建設
法的整理の態様別では、
・民事再生法=5件
・会社更生法=0件(1件減)
・特別清算=0件(1件減)
・破産=5件(1件減)
負債額順(100億円超)では、
・(株)ウエストワンズ 264億円
・(株)利根ゴルフ倶楽部 187億円
ちなみに、平成25年12月末時点でのバブル崩壊以降の法的整理件数は721件、コース数既設898コース、建設・認可48コース、負債総額16兆5738億円となった。
・1995年~2013年のゴルフ場倒産件数・負債総額の推移・グラフ
・平成25年に経営交代が判明したゴルフ場は72コース
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