大分合同新聞(2014年2月20日付)等、報道各社によると、「日吉原カント リークラブ」(経営=三友不動産(株)、大分市大字日吉原3、097-593-2266)を経営する三井造船(株)(東京都)が、ゴルフ場を閉鎖して跡地にメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を計画していることが判明した。
日吉原CCは、三井造船・大分事業所の敷地内にあるパブリック制のゴルフ場で、平成2年10月に開場したフラットで広々としたシーサイドコース。同事業所(敷地面積=約170万平方メートル)の65万平方メートルを利用し、18ホール(6762Y、P72)で運営されている。
日吉原CC URL=http://www.hiyoshibaru-cc.com/
報道によれば、65万平方メートルの内の50万平方メートルに、出力約4万KWのメガソーラーを建設する予定のようだが、まだ検討段階で決定事項ではないようだ。
三井造船は、三井不動産と共同(三井造船51%、三井不動産49%出資)で同ゴルフ場の隣接地に約17MWのメガソーラーを建設し、昨年の12月1日より九州電力へ売電を開始したばかりで、もし実現すれば増設する形となる。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
また同じ大分県では、未着工でゴルフ場計画(仮称=ドリーム九重・大型リゾート、27H計画)が頓挫した跡地の一部を利用して、(株)レノバ(旧商号=(株)リサイクルワン、東京都千代田区大手町、木南陽介代表取締役社長)が、メガソーラー発電所建設を計画し今月の2月18日に起工式が行われた。
発電規模は2万5362KWで、年間発電量は一般家庭約7000世帯分の年間使用電力量に相当する約2400万KWとなっている(発電所名=九重ソーラー発電所、大分県玖珠郡九重町大字野上字小林919-6)。
発表元 URL=http://www.nikkan.co.jp/newrls/pdf/20140212-21.pdf
↓↓↓ 平成26年4月14日追加
「日吉原カント リークラブ」を経営の三友不動産(株)大分事業所は、平成26年5月末日をもってゴルフ場を閉鎖する旨を、同CCホームページで下記の通り正式に発表した。
日吉原カントリークラブ閉鎖のお知らせ
平成26年4月吉日
三友不動産(株)大分事業所
春暖の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、「日吉原カントリークラブ」は、平成2年10月の営業開始以来長きにわたり、皆様にご利用頂いてまいりましたが、この程、諸般の事情から平成26年5月末日を持ちまして同CCを閉鎖し、ゴルフ場としての営業を終了することとなりました。
日吉原グリーンメイト会員の皆様方におかれましては、長年にわたり同CCをご利用・ご愛顧賜り、従業員一同心から深く感謝申し上げます。
なお、平成26年5月31日の最終日までは、従来同様に通常営業いたしますので、同CCを従前同様にご利用賜りますようよろしくお願い申し上げます。
おって、同CCのポイントカード累積ポイント及び同累積ポイントによる優待券(日吉原レストランお食事券、プレー御招待券)並びに「日吉原グリーンメイト」優待券(BirthdayCard)については、当該優待券に記載の有効期間に関わらず、使用期限は平成26年5月31日までといたします。
従いまして、以後のご使用は一切出来ません。また、未使用優待券等であっても金銭との換金は一切行うことは出来ません。その旨ご理解・ご容赦願います。
敬具
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2月24日段階で、「跡地65万平方メートルの内の50万平方メートルに、出力約4万KWのメガソーラーを建設する予定のようだが、まだ検討段階で決定事項ではないようだ」と掲載したが、現段階でも正式な発表は行われていないようだ。
↓↓↓ 平成26年7月24日追加
7月15日、三井造船(株)など上場3社(伊藤忠商事が50%、九電工が30%、三井造船が20%)は、閉鎖した「日吉原カントリークラブ」の跡地を利用して、メガソーラー「大分日吉原太陽光発電所メガソーラー事業」を建設(総事業費:144億5000万円)する旨を発表した。
発表元URL=http://www.mes.co.jp/press/2014/20140715.html
SPC方式による開発で今年8月に着工(28年3月に商業運転開始予定、九州電力に36円で売電する計画)、約46万平方メートルの土地に出力4万4800KW、年間予想発電量5250万110KWhのメガソーラーを建設するというもの(一般家庭約9,300世帯分の年間消費電力量に相当)。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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