昭和60年8月開場の「三州カントリークラブ」(18H、鹿児島県曽於市末吉町深川8404、経営=(株)三州カントリークラブ、石原昌幸社長)が、ゴルフ人口の減少と不況を理由に11月30日をもって閉鎖し、12月1日からゴルフ場の営業を行っていないたことが判明した。
三州CC・地図(グーグルマップより)
名義書換も10月28日より期間未定で停止(名変料は10万円=税別、会員権相場は30万円前後で推移)しており、前々から計画していたものと思われる。会員(約1000名、預託金額の平均70万円)には、閉鎖することや預託金を返還する旨をすでに通知しているという。
ネットで”三州CC 閉鎖”で検索してみたら、跡地にメガソーラーを建設する噂というブログもあったが、確実な情報はなく詳細は不明である。ゴルフ場の運営は(株)アコーディア・ゴルフが行っていたが、業務委託契約も解除されているようだ。
ちなみに、(株)三州CCの代表者の石原昌幸社長はパチスロ機メーカー・(株)オリンピアの会長で、(株)平和・PGMグループのオーナーということになる。同CCの元々の経営会社が沖縄でパチンコ店を経営している三州観光開発(株)だったことから、関連性があるのではないかと思われます。
同CCは地元でも人気のあるゴルフ場であったことから、今回の突然閉鎖を受け、守る会等が結成され曽於市も加わって、ゴルフ場存続に向けて署名活動等や存続要望書を提出する予定だということから、100%閉鎖になるか否かは今後を見守っていくことになりそうだ。
↓↓↓ 平成26年1月20日追加
南日本新聞社(平成26年1月15日付)によると、昨年11月30日に閉鎖した三州CCの存続に向け、署名活動等を行い第三セクターによる運営を目指し継続を願っていた曽於市だが、ゴルフ場の存続をを断念したことが判明した。
南日本新聞社 URL=http://373news.com/
理由として、三州CCが提示した預託金の返還を望む会員が多数となったのが要因で、市はゴルフ場購入額6億5000万円の支払い債務を抑えるための会員確保(約6割)が困難(市が行ったアンケート調査により)と判断したようだ。
尚、同CCの経営会社・(株)三州カントリークラブ(石原昌幸社長)は昨年12月11日既報通り、約1000名の会員預託金(平均70万円)は、全額返還する旨を既に通知している。
↓↓↓ 平成26年4月24日追加
閉鎖した三州カントリークラブの跡地にメガソーラーを建設することが判明。事業主体には、これまでゴルフ場として経営してきた(株)三州カントリークラブがなり、詳細は不明だが出力は1万8000KW(18メガ)と大規模になるようだ。
ちなみに、市が行ったアンケート調査(995名の会員対象)によると、643名の回答中、
・預託金(平均70万円)の返還を希望・・・317名
・存続は望むが預託金の返還希望・・・21名
・会員権はそのままでゴルフ場としての存続希望・・・305名
となり、存続を断念したという。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 平成29年5月12日追加
閉鎖した三州カントリークラブの跡地にメガソーラーが完成
平成28年8月1日から九州電力に売電を開始した。662,400平方メートルの用地に83,160枚のパネルを設置、最大出力量は23,280KWで年間予想発電量約26,000千KWh(約6,000世帯分の年間消費電力量に相当)。
事業所名は「JMS 曽於市太陽光発電所」、企業名はジャパンメガソーラー合同会社(平成25年1月31日設立、東京都台東区東上野1-14-7 アイエムタワー13F、TEL:03-5816-0083、代表者:石原昌幸)となっている。
ジャパンメガソーラー合同会社 URL=http://jp-solar.jp/ (表示方法)
上記URLより、現在の発電量や積算発電量がリアルタイムで閲覧できます。
<参照資料>
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
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