トーシンレイクウッドゴルフクラブが来年1月末で閉鎖に

　ジャスダック上場の（株）トーシン（名古屋市中区栄3-4-21、石田信史代表取締役社長）は、100％子会社のトーンンリゾート（株）が保有する「TOSHIN Lake Wood Golf Club」（三重県津市白山町三ケ野3209、ＴＥＬ：059-262-5511）を、来年1月31日に譲渡する旨を自社ホームページ「ＩＲニュース」で11月15日に発表した。

　（株）トーシン　ＵＲＬ＝http://www.toshin-group.com/

　譲渡先は、太陽光発電基地の導入前診断、設計、施工メンテナンスまでワンストップサービスを提供しているテス・エンジニアリング（株）で、譲渡価格は10億円となっている。

　ゴルフ場は、来年の1月末まで営業し閉鎖するようだ。跡地には、メガソーラー発電所を建設する計画のようだが、テス・エンジニアリングからの発表は現時点では行われておりません。

　TOSHIN Lake Wood Golf Club　ＵＲＬ＝http://www.toshinresort.com/lakewood/

　テス・エンジニアリング（株）　ＵＲＬ＝http://www.tess-eng.co.jp/

　同ＧＣは、西武建設（株）（埼玉県所沢市）より100％の出資を得て設立された伊勢高原リゾート（株）が、「伊勢高原カントリークラブ」として運営を手がけていたが、平成18年11月16日に民事再生法を申請。平成19年2月にトーシンリゾートがゴルフ場事業を譲り受けて現在に至っている。

　→ TOSHIN Lake Wood G Cの過去の経緯

　現会員（約200名）は全てプレー会員権になっているため、預託金の返還義務はないが、閉鎖に伴いプレー権が消滅するため、トーシングループが運営する同じ三重県のトーシンプリンスビルＧＣをメインに、下記ゴルフ場への転籍を案内しているという。

　トーシンリゾート（株）が運営するゴルフ場

　　　　　　↓↓↓ 参照資料

　　ゴルフ場跡地や遊休地を利用してメガソーラー発電所を建設

　既報通り、今年の1月末に閉鎖したトーシンレイクウッドゴルフクラブ（三重県津市白山町三ケ野3209）の跡地約120万平方メートルを利用して、オリックス（株）が最大出力51・0ＭＷ（51,030ＫＷ）の大規模太陽光発電所（メガソーラー）を建設する旨を6月4日、自社ホームページで下記の通り発表した。

　年間の発電量は5980万ＫＷhを見込み、一般家庭で1万6600世帯分の電力使用量に相当。広大な土地に約20万枚の太陽光パネルを設置する予定で、今年の6月中に着工して、2年後の2016年5月に発電を開始する計画という。

　建設予定地の津市は日射量が豊富で、設備利用率（発電能力に対する実際の発電量）は13・4％と高く、年間の売電収入は20億円程度になる見通し。

　オリックスによると、「同ゴルフ場が1月に営業を終えたため、跡地を購入した。このゴルフ場跡地は利用できる土地が広く確保できた」と話しており、ゴルフ場跡地を利用したメガソーラーとしては国内最大級という。

　同社は、2012〜2014年度の3年間で合計300ＭＷのメガソーラーを開発する構想を進めており、すでに計画中のプロジェクトを含めて2年目の2013年度末（2014年3月末）に356ＭＷに達して、さらに事業規模を拡大中だ。

　掲載元ＵＲＬ＝http://www.orix.co.jp/grp/news/2014/140604_ORIXJ.html

　ちなみに、同ゴルフ場は平成25年11月25日弊社既報通り、閉鎖後にテス・エンジニアリング（株）（大阪市淀川区、石脇秀夫代表取締役社長）に売却されることになっていたが、どういう経緯でオリックスに売却されたのかは把握できておりません。

　ただ、テス・エンジニアリング（株）のＨＰには昨年の11月に、「オリックス（株）（岡山）の発電事業として、太陽光発電システムを納入（493.92ＫＷ＝シャープ製245W×2,016枚）いたしました」とあり、それなりの関係はあったようだ。

　掲載元ＵＲＬ＝http://www.tess-eng.co.jp/case/orix.php

　恐らく、太陽光発電システムの設計・施工を手がけるテス・エンジニアリングが用地を購入して、オリックスが発電設備を建設・運営するものと思われる。

　　　　　↓↓↓ 平成28年12月20日追加

　全国で閉鎖（完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖）したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載