新里見カントリークラブ閉鎖しメガソーラー発電所計画が浮上

　「新里見カントリークラブ」（18Ｈ、茨城県日立市中深萩町中ノ沢2055-1、ＴＥＬ：0294-59-0111）が、今年の12月10日をもって閉鎖することが判明した。あくまで噂ですが、買い取り会社は跡地を利用してメガソーラー発電所を建設する計画だという。

　新里見ＣＣ　ＵＲＬ＝http://www.satomi-cc.com/

　本日、ゴルフ場に電話をしてみましたが、受付の方が”間違い有りません、12月10日まで営業しますが”と対応し、メガソーラー発電所を建設する計画があると聞きましたがと聞き直してみると、”そのようですが、具体的な話は聞いておりません”と、詳細は確認出来ませんでした。

　詳細に関しましては分かり次第に掲載させて頂きます。

　ちなみに、同ＣＣは平成元年11月に佐川急便グループの支援を得て、グレンピークマナーＧＣ（現・鹿沼プレミアＧＣ、栃木県）の第2弾として「トッププレーヤーズカントリークラブ」の名称で建設され、経営は朋栄森林開発（株）が行っていた。

　しかし、グレンピークマナーＧＣの経営破綻を皮切りに、平成13年1月に朋栄森林開発は解散を決議、平成15年6月に競売により所有権が（株）エスリンクに移転（名称を新里見ＣＣに変更）。その後、経営はライオンゲイン（株）（東京都中央区銀座5-9-17　銀座あづまビル3階、飯田活海代表取締役、ＴＥＬ：03-5537-1800）が行うことになり現在に至っている。

　ライオンゲインにも電話をしてみましたが、「閉鎖するのは事実で、メガソーラー発電所を建設する計画もあるようですが、売却先はお宅のような会員権業者には、関係ないので教えられません」と、素っ気のない返事でした。

　ライオンゲイングループゴルフ場　ＵＲＬ＝http://www.liongain.co.jp/golf/

　会員は、「新・西山荘カントリー倶楽部」（茨城県）との共通会員が約780名いたが、同ＣＣは平成21年7月にマルマン（株）へ売却されライオンゲイングループからは離脱している。名義書換は行っていないため会員権相場は建っておりません。

　また、ライオンゲイングループだった「新・ユーアイゴルフクラブ」（栃木県）も、平成24年10月に宇都宮地裁で競売落札され、今年一杯で営業を終えゴルフ場を閉鎖、コースを飼料作物（トウモロコシや牧草）の生産農場に転換する計画であることが判明している。

　ちなみに、茨城県では既に2ゴルフ場が閉鎖し、両ゴルフ場共にメガソーラー発電所に転用されている。

　　・平成24年12月31日閉鎖、サンライズＣＣ

　　・平成25年9月1日閉鎖、 　スパ袋田ＧＣ

　　　　　　↓↓↓ 平成25年11月5日追加

　一季出版（株）（東京都台東区浅草橋1-9-13　ＴＥＬ：03-3864-7821）発行のゴルフ特信（25年11月6日）によれば、新里見ＣＣはライオンゲインが運営会社に賃借も、入場者数の減少や客単価の低迷により、営業不振に追い込まれていたようで、固定資産税の負担が重く継続を諦めたようだ。

　また、ゴルフ場用地は昨年7月以降、茨城県・岡山県・日立市から差押（参加差押）となっていたが、今年10月11日に所有権売買で（株）ケン・コーポレーション（東京都港区）に移転し、各差押も解除されているという。

　同社も「土地の所有者になったが特にコメントすることはない」と話しているようだ。

　　　　　　↓↓↓ 平成26年8月5日追加（関連情報）

　（株）ケン・コーポレーション、東宇都宮ＣＣの跡地にメガソーラー建設を正式発表

　　　　　　↓↓↓ 平成28年12月20日追加

　全国で閉鎖（完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖）したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載