平成24年11月16日に小野グループのワシ興産(株)(福井市)など3社が会社更生手続開始決定を受け、グループ会社の(株)エクセルが経営していた「ゴルフコース小松パブリック」(平成7年開場、石川県小松市菩提町井1、TEL:0761-65-2277)の動向が注目されていたが、既に営業譲渡され経営交代していたことが判明した。
小松パブリック URL=http://www.komatsu-public.jp/
同ゴルフ場を買収したのは、練習用のハイブリットパター「師匠」を製造販売している(株)MUGEN(東京都中央区銀座3-11-1銀座参番館ビル7階、一家明成代表取締役)で、9月1日から「小松パブリック」にゴルフ場名を変更し営業しているという。
(株)MUGEN会社概要 URL=http://putter-shisho.jp/abouts/
同ゴルフ場は、施工会社で上場のゼネコン・佐藤工業(株)が1995年(平成7年)7月に、自社所有の直営ゴルフ場として140億円を投入して開場させたが、平成14年3月に左藤工業が会社更生法を申請したため、平成15年9月に小野グループが同ゴルフ場を買収し、これまで経営してきた経緯を持つ。
また、(株)MUGENの一家明成代表は、平成17年7月に破産した日栄総業(株)から「南千葉ゴルフ倶楽部」(千葉、現・マグレガーCC、経営=消費者金融業の(株)フロックス、静岡市、原川城治代表取締役)を一時取得も、2年後に(株)トップワンに売却した。
しかし、一家代表は同じ年の10月には、民事再生法を申請(平成16年7月)した(株)ジャパンセントラル経営のジャパンセントラルGC(福井県)を買収、こちらは現在も系列下として運営されている。
ちなみに、一家代表が経営していた当時のステファニー化粧品(株)は、平成23年2月に韓国の生活用品大手・韓国LG生活健康(チャ・ソギョン代表)に売却され、全くの別会社になっている。
尚、小松パブリックは経営会社が交代しただけで従業員も継続雇用され、ゴルフ場の運営はこれまで通りパブブリック運営で行われ変更はないという。売買価格に関しては発表を控えているようだ。
↓↓↓ 平成25年11月15日追加
平成25年11月8日、小野グループで小松パブリックゴルフコースを経営していたエクセル(株)(福井市宝永4-3-1、小野慶子代表)とリ ゾート開発事業を行っていた湯船原開発(株)(同)が、東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことが判明した。
破産管財人には、竹村葉子弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、TEL:03-3356-5251)が選任されている。負債額は湯船原開発が約11億円で、エクセルは調査中(約10億円強)。
既報通り、小松パブリックゴルフコースは(株)MUGENに営業譲渡され、9月1日から新経営陣の下で「小松パブリック」として営業が行われている。
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