成美デベロップメント(株)(佐久間哲也社長)が、平成17年に競売で取得(取得価額約3億円)した「岩手洋野ゴルフ倶楽部」(旧・グランデール久慈CC、岩手県九戸郡洋野町水沢19-13、TEL:0194-55-2141)が9月1日をもって閉鎖され、メガソーラー発電所に転用されることが判明した
→ 岩手洋野GCの過去の経緯
成美デベロップメント(株)は平成21年に商号変更して、現在はラ・コンフィエンス(株)(鈴木賢一代表取締役、東京都港区新橋5-22-6)になっている。
同社が所有し同じくゼネラルキャセイ(株)から取得した、「スパ袋田ゴルフクラブ」(旧・茨城ゼネラルCC、18H、茨城県久慈郡大子町内大野166、TEL:0295-76-0777)も9月1日の営業を最後にゴルフ場を閉鎖し、跡地にメガソーラー発電所を建設する計画であることも判明している。
→ スパ袋田GC・ゴルフ場を閉鎖し跡地にメガソーラー発電所を建設
同GCは昭和61年4月開場で、八戸自動車道・九戸ICより29q(JR八戸線・久慈駅から約20分)に位置する全長7008ヤード・P72の丘陵コース。ゆるやかな傾斜地で樹木は少ないものの、戦略上のポイントに池やバンカーを設けたタフなレイアウトで、飛ばし屋が堪能できるコースとして人気があったようだ。
また、同系列の栃木ウッズGCも、今年の7月1日にゴルフ場名をトミーヒルズGC(栃木県上栃木市西方町真名子字男丸1909)に変更し、運営をトミーリゾート(株)に委託したばかりで、事実上、ラ・コンフィエンス(株)もゴルフ場経営からは撤退する考えのようだ。
ちなみに、成美デべロップメントは、戸建ての解体工事等を行う成美興業(株)(東京都足立区入谷7-7-14、TEL:03-5837-0346、佐久間社長)の系列会社。
メガソーラー基地(ゴルフ場面積:約104万u)の規模や発電量等に関する概要や会員(約2000名)の処遇に関しましては、現時点では不明となっています(分かり次第掲載させて頂きます)。なお、同GCは現在名義書換を停止しており会員権相場は建っておりません。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
↓↓↓ 平成25年9月30日追加
メガソーラー基地の建設を計画しているのは、スパ袋田GCと同じスペインの自動車部品製造のゲスタンプ社であることが判明した。同社の日本法人は、ゲスタンプ・アセテイム・ソーラー・ジャパン(東京都中央区八丁堀3-22-13、TEL:03-6280-4511)。
岩手洋野GCの跡地(約38ヘクタール)に、出力2万KW、年間発電量約2100万KWhのメガソーラー発電所を建設する計画で、総事業費は約60億円という。
↓↓↓ 関連情報
ゲスタンプ社、プレジデンシャルGC(山梨)の建設跡地にメガソーラー計画
↓↓↓ 平成27年5月12日追加
平成27年4月27日、閉鎖した旧・岩手洋野GC(岩手県)でメガソーラー施設の工事に着手。来年春に発電を開始する予定で、発電規模は出力2万KW、年間発電量は2080万KWhとなっている。事業主体は既報通り、スペインの自動車部品製造のゲスタンプ社の日本法人は、ゲスタンプ・アセテイム・ソーラー・ジャパン(GASJAI、東京都中央区)。
↓↓↓ 平成28年6月9日追加
平成28年5月23日、メガソーラー施設が完成し送電を開始。事業主体は、スペイン系のX-Elio(エクセリオ)グループ(前・ゲスタンプグループ)の日本法人「X-Elio Japanko(株)」(東京都中央区)。同グループは、平成25年9月に閉鎖したスパ袋田GC(茨城県)の跡地に、出力3万1000KWのメガソーラーを27年9月に完成させ送電を開始している。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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