昨年11月15日のPGMホールディングスによる(株)アコーディア・ゴルフ株式の公開買い付け(TOB)発表から、12月3日のTOBに「反対」するとのアコーディア意見表明までは、これまで通り弊社でも掲載してきたが、この経営統合をめぐる攻防戦に新たなグループが参戦してきたことが、報道各社の発表により明らかになった。
1月7日、関東財務局長に提出された大量保有報告書によって明らかになったもので、旧・村上ファンド系の投資グループ(株)レノ・(株)C&I Holdings・合同会社南青山不動産の3社となっている。
1月4日時点でのアコーディア株券等保有割合は、レノが2・80%、C&I Holdingsが6・14%、合同会社南青山不動産が4・81%。大量保有報告書の提出者となったレノをはじめとする3社が共同保有者の形となっており、共同保有での株券等保有割合は13・75%という。
レノの役員の多くは、旧・村上ファンドの出身者で、報告書に記載されたレノの三浦恵美代表取締役は、旧村上ファンドでは広報担当責任者などを務めた幹部。昨年10月にSBIホールディングスの大株主に急浮上し、話題を呼んだことでも有名である。
レノ側ではコメントを避けており、今のところ旧村上ファンドを率いた村上世彰氏の関与があるのか、或いは、TOBで攻防中のアコーディアやPGMに対してどのようなアクションを取るつもりなのかは全く不明だ。
また、レノ提出の報告書には、保有目的として「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」が記されている模様。アコーディア、PGM側とも「レノとの接触は行っていない」と言うものの、TOB攻防戦の趨勢に大きな影響を与えることは間違いないだろう。
ちなみに、これらに関する記事はインターネット上でも数多く報道されており詳細は、
「アコーディア・ゴルフ 村上ファンド」で検索して下さい。
↓↓↓ 平成25年1月16日追加
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当社株式大量保有者からの書簡の受領およびこれに対する当社の考え方について
平成25年1月16日
(株)アコーディア・ゴルフ
代表取締役社長 鎌田 驩
当社は、2013年1月13日付で、株式会社レノ(以下「本株主様」といいます。)より、当社の経営方針に関する書簡(以下「本書簡」といいます。)を受領いたしました。
本株主様が2013年1月15日付で提出した大量保有報告書の変更報告書によれば、同社は、共同保有者と合わせて、同月13 日現在、株券等保有割合が18・12%に相当する当社株式を保有しております。
当社株式に対してはPGM ホールディングス(株)が公開買付けを実施している最中ですが、このような当社株式の大量保有者からのご要望について当社の考え方を示すことは、当社の株主の皆様にとって重要かつ有益であると考えられるため、下記のとおり、本書簡に対する当社の考え方をお知らせいたします。
・・・・ 以下略 ・・・・
掲載元URL=http://www.accordiagolf.co.jp/file/pdf/news_20130116134607.pdf
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↓↓↓ 平成25年1月18日追加
PGMホールディングスのアコーディア・ゴルフへの株式公開買い付け(TOB)が不成立に
↓↓↓ 平成25年2月4日追加
1月28日付けで(株)レノグループの保有割合が20%を超えたことが判明した。
・(株)レノが2・80%(1月4日)→6・24%
・(株)C&I Holdingsが6・14%(同)→9・19%
・合同会社南青山不動産が4・81%(同)→4・81%
・合計:20・24%
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