帝国データバンクによると
http://www.tdb.co.jp
「長崎」(株)大村湾カントリー倶楽部(資本金5000万円、大村市東野岳町1334、代表辻田昌徳氏、従業員63名)は、11月20日、福岡地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は阿部利雄弁護士(長崎市興善町4-14、電話095-825-0526)、福田浩久弁護士(長崎市興善町2-31、電話095-816-3261)ほか3名。監督委員には林優弁護士(福岡県福岡市中央区大名2-4-22、電話092-712-6543)が選任されている。
当社は、1970年(昭和45年)6月に設立されたゴルフ場経営業者。オールドコース(18ホール)、ニューコース(18ホール)の2コースを設けた「大村湾カントリー倶楽部」を経営。
県内で唯一36ホールを有するゴルフ場で、とりわけニューコースは世界各国の名コースをデザインしたロナルド・フリーム氏が設計したとして地場では人気を集め、2000年5月期には年売上高約8億6000万円を計上していた。
しかし、近年はゴルフ人口の減少や他のゴルフ場との価格競争から利用客数、顧客単価ともに低迷。経費支出を抑制することで、単年度で黒字を確保するなど経営努力をしていたが、2012年5月期の年売上高は約4億円に落ち込んでいた。
こうしたなか、10年前に会員権の分割と延長を要請していた預託金の返還について期限を迎え、預託金償還請求や訴訟提起がなされる事態となり、自力での再建を断念した。
負債は預託金返還債務を中心に、債権者約3700名に対し約78億円。
・・・・ ここまで ・・・・
大村湾CC URL=http://ohmurawan.co.jp/top.html
住所は、(株)大村湾カントリー倶楽部と同(オールドC:0957-55-7151、ニューC:0957-55-3131)で、会員数は正会員・平日合わせて3000名強、11月21日現在の会員権相場は10万円前後となっている。
ゴルフ場の営業は継続して行うようだが、名義書換(正・平26・25万円)は本日より停止した模様。
11月24日に債権者説明会を開催し、スポンサー型の再建を目指す旨を説明。スポンサーは、川島グループ(中核企業=(株)川嶋、静岡県浜松市西区湖東町3222、川嶋義勝代表)が、ほぼ内定しているという(下記のボナリ高原GCは大村湾CCグループが開発したもの)。
川島グループHP http://www.kawashima-group.co.jp
椿ゴルフ掲載・ゴルフ場ガイド及び川島グループ買収関連ニュース
・平成14年12月6日、ザ・フオレストカントリークラブ(静岡)(株)川嶋が取得
・平成21年6月1日、破産のボナリ高原GC(福島)を川島グループが取得し傘下に
・平成23年7月20日、宜野座カントリークラブ(沖縄)を川島グループがM&Aで取得
・平成24年4月中旬、日本海CC(新潟)のスポンサーに川島グループが内定
・平成24年7月2日、川島グループ、ゴルフ場の株式保有新会社・(株)グリーンドリームを設立
↓↓↓ 平成24年12月11日追加
11月29日、大村湾カントリー倶楽部の経営会社・(株)大村湾カントリー倶楽部は、福岡地裁より再生手続きの開始決定を受けたことが判明した。
再生債権の届出期間は平成25年1月24日まで、再生債権の一般調査期間は平成25年3月14日〜平成25年3月28日までとなっている。
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