帝国データバンクによると(11月2日)
http://www.tdb.co.jp
「東京」 パシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)(資本金1億円、港区西新橋1-1-15、代表清算人市野澤要治氏)は、10月16日に東京地裁へ特別清算を申請し、10月23日に特別清算開始決定を受けた。
当社は、2006年(平成18年)2月に不動産投資事業などを手がけるパシフィックマネジメント(株)(現・パシフィックホールディングス(株))が、ゴルフ場を中心とした投資事業を開始するために設立。
再生案件のゴルフ場経営会社を次々と買収し、経営指導や資産取得のための資金貸付などを行い、2008年時点で「琵琶池ゴルフクラブ」(栃木県大田原市)、「松井田妙義ゴルフ倶楽部」(群馬県安中市)、「相武カントリー倶楽部」(東京都八王子市)など全8コースを傘下に置いていた。
こうしたなか、経営悪化に伴い親会社であるパシフィックホールディングスと子会社2社が2009年3月10日に東京地裁へ会社更生法を申請(負債3社合計で約1940億円)し、2010年3月31日に更生手続き開始決定を受けた。
同手続きのなかで当社傘下の企業が保有するゴルフ場の売却が進められてきたが、8月末までに終了したため、8月31日の株主総会決議で解散していた。
ゴルフ場投資事業の持株会社として不動産投資ファンド事業のパシフィックホールディングス(株)(元東証1部)の100%出資により設立された。ピーク時の19年11月期にはゴルフ場経営会社10社などからのロイヤリティ・配当収入などで年商3億円をあげていた。
負債は関係会社の保証債務を含め約340億円。
・・・・ ここまで ・・・・
→ パシフィックホールディングス(株)会社更生法申請
パシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)(PSR)は、金砂郷CC(茨城県)や松井田妙義GC(群馬県)等、8ゴルフ場を保有も親会社・パシフィックホールディングス(株)(PHI)の更正法申請により、次々にゴルフ場を売却。相武CC・おおむらさきGCを平成24年6月28日にアコーディア・ゴルフに売却し、全ゴルフ場の売却が完了した。
ちなみに、親会社のPHIは平成24年9月28日に、東京地裁より更生手続き終結決定を受けている。
→ パシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)・保有ゴルフ場売却関連ニュース
|