愛媛新聞社(平成24年8月23日)によると、
発信元URL=http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20120823/news20120823513.html
今年の1月16日に民事再生法の適用を申請した「ホテル奥道後」経営の奥道後国際観光(株)(愛媛県松山市、負債約10億円)の関連会社で「奥道後ゴルフクラブ」(愛媛県松山市八反地乙102、TEL:089-993-3311)を運営する奥道後ゴルフ観光(株)(住所=コース同、一色誠社長)が、同クラブを売却する方向であることが判明した。
売却先は、造船業の(株)新来島どっく(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー13階 TEL:03-5224-8661、門田尚代表取締役社長)で、奥道後ゴルフ観光の全株式を同どっくが取得する方向で調整中、株式譲渡価額は簿価の9900万円という。
(株)新来島どっくは、愛媛県の今治市大西町の創業で地元でも縁が深い造船会社。再建王といわれ、(株)来島どっく(昭和61年に経営不振になり、翌年に新来島どっくが事業を継承)の社長・坪内寿夫氏が同GCを建設し、坪内氏のプライベートなゴルフ場とも言われていた。
奥道後GC URL=http://www.okudogo-golf.co.jp
奥道後ゴルフ観光はホテル奥道後の運営会社であり、奥道後国際観光の債務保証会社でもあったため、債務を弁済する目的でゴルフ場の売却を検討したようだ。
同GC(18H、昭和50年6月開場、パブリック制)は、松山駅から約40分に位置し、美しい瀬戸内の海と季節折々の花々に囲まれ、愛媛はもとより日本屈指の名門ゴルフ場として有名。
尚、同GCのホームページには、下記のように掲載(8月23日現在)されている。
平成24年1月|6日の日経新聞の掲載記事に一部誤りがありましたので訂正させていただきます。奥道後国際観光(株)(ホテル奥道後)と奥道後ゴルフ観光(株)(奥道後ゴルフクラプ)は別会社であり、奥道後国際観光(株)の民事再生とは弊社は関係ございません。 |
ちなみに、同観光の2012年3月期の売上高は約4億6000万円、経常利益は1300万円、金融債務は約10億円という。
参考までに、同じ愛媛にある造船大手の今治造船(株)も、小松ゴルフ場(9H、愛媛県西条市)、サンセットヒルズCC(18H、同松山市)等を運営。平成18年には瀬戸タックGC(香川県)を、22年にはフォレストヒルズG&R(広島県)を同グループの幸陽船渠(株)(同)が買収しゴルフ場事業に乗り出している。
↓↓↓ 平成24年10月4日追加
奥道後GCは、9月15日から新体制の元で営業開始、奥道後ゴルフ観光(株)の一色氏は退任し、(株)新来島どっくの藤田利仁氏が代表取締役に就任した。尚、ゴルフ場名や運営方法に変更はないという。
↓↓↓ 平成25年12月11追加
12月3日、奥道後GCの遊休地にメガソーラー発電所が完成
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