東証一部上場のセガサミーホールディングス(株)(東京都港区東新橋1-9-2、汐留住友ビル21階、里見治代表取締役会長兼社長)は2月23日、大型リゾート施設「シーガイア」を運営するフェニックスリゾート(株)(宮崎市大字塩路字浜山3083、河本和彦代表執行役社長)の全株式を、米投資会社リップルウッド・ホールディングス傘下のRHJインターナショナル(RHJI)から3月末に取得し、完全子会社化することを自社ホームページIRニュースで発表した。
平成24年2月23日
セガサミーホールディングス株式会社
代表取締役会長兼社長 里見 治
フェニックスリゾート株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
当社は、RHJ International S.A.(以下、「RHJI」)が保有するフェニックスリゾート株式会社(以下、「PSR」」)の全株式を取得し、子会社化することについてRHJIと合意し、株式譲渡契約書を締結いたしましたのでお知らせいたします。
・・・以下略
掲載元 URL=http://www.segasammy.co.jp/japanese/pdf/release/20120223_j_final.pdf
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株式取得金額は4億円。これと別に、融資を受けていたRHJIなどへの返済資金として54億円をフェニックスリゾートに融資するという。
セガサミーホールディングスはシーガイア買収について、「ホテル、スパ、ゴルフ場、レストラン、国際会議場等からなる日本有数のリゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」を経営するPSRをグループ会社化することにより、大規模施設の運営ノウハウを獲得し、将来、当社グループが新たに目指す複合型リゾート施設の開発・運営に活かすため」と説明している。
ゴルフ場・「フェニックスカントリークラブ」(27H、TEL:0985-21-1301)、「トム・ワトソンゴルフコース」(18H、同・同)の営業は継続し従業員約千人の雇用も維持するとも話しているという。
参考までに、フェニックスリゾートが以前経営していた、会員制の北郷フェニックスカントリークラブ(平成22年3月末売却)と高原カントリークラブ(旧・フェニックス高原CC、平成23年9月30日売却)は、韓国・東光グループの(株)龜尾(グミ)開發(田容司代表取締役)に売却している。
→ 北郷フェニックスCC、高原CC売却ニュース
・フェニックスシーガイアリゾート URL=http://www.seagaia.co.jp
宮崎県と宮崎市及び地元企業が出資する第三セクターで、平成5年(1993年)にフェニックスリゾート(株)を開設。屋内遊泳施設・高層ホテルや国際会議場、ゴルフ場などを展開も、バブル崩壊や過剰投資等で赤字経営が続き、平成13年(2001年)2月19日にグループ3社で会社更生法の適用を申請(負債総額3261億円)した。
同年に米投資会社リップルウッド・ホールディングスが162億円で買収し、経営再建中だった。
・セガサミーホールディングス URL=http://www.segasammy.co.jp
パチスロ大手のサミーとサミーの傘下に入ったゲーム大手のセガが、平成16年(2004年10月1日)に経営統合し設立された共同持ち株会社で、パチンコ・パチスロ機器や家庭用ゲームソフトの開発・販売等の事業を展開し、グループで遊園地等の運営も手掛けている。
グループ会社のセガサミーゴルフエンタテインメント(株)(本社=コース同)が運営する「ザ・ノースカントリーゴルフクラブ」(北海道千歳市蘭越26、TEL:0123-27-2121)にて、ジャパンゴルフツアー『長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント』が、今年の7月5日〜8日に開催(第8回)される。
↓↓↓ 平成24年4月6日追加
平成24年3月26日、フェニックスリゾート(株)の全株式を取得し「完全子会社化した」と発表
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