栃木県でホウライCCや西那須野CC、観光牧場を経営しているジャスダック上場のホウライ(株)(西山茂社長)は、昨年12月26日に福島原発事故の風評被害に関して東京電力(株)からの補償金額について合意したことを自社ホームページのIRニュースで発表した。
福島県以外のゴルフ場の風評被害は、観光業のカテゴリーに入らず補償金が出ないのではないかとも言われたが、栃木県など関東地方でも認められたようで、コルフ業界で補償金額を発表したのは初めてのケースとなった。
ホウライ(株) URL=http://www.horai-kk.co.jp
IRニュース URL=http://www.horai-kk.co.jp/press/releasepdf/rel111226.pdf
東京電力株式会社からの補償金額合意のお知らせ
平成23年12月26日
ホウライ株式会社
代表取締役社長兼社長執行役員 西山 茂
平成23年9月21日に東京電力株式会社から公表された賠償基準に基づき、同社に対し原子力発電所事故の風評被害の補償請求を行っておりましたが、今般下記支払額の提示があり合意いたしましたので、お知らせいたします。
当該補償金は当期の利益に計上いたしますが、平成24年9月期第2四半期及び通期の業績予想につきましては、他の要因も含め集計中ですので、纏まり次第お知らせいたします。
なお、平成23年9月以降の被害についても、東京電力株式会社の賠償基準に基づき、順次損害賠償請求を行う予定です。
1) 補償対象期間 自 平成23年3月11日 至 平成23年8月31日
2) 補償金額 251百万円
3) 合意書提出日 平成23年12月26日
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同社では、減収の最大要因は、東日本大震災と福島原発事故での観光部門の風評被害としており、23年9月期の営業収益は、観光牧場が8億99百万円(前期比3億57百万円、28・5%減)、ゴルフ場が6億34百万円(同2億58百万円、28・9%減)になったという。
↓↓↓ 平成24年3月9日追加
3月2日に東京電力子と補償金額(平成23年9月1日~11月30日までの3ヶ月分)ついて2回目の合意したと発表。補償金額は1億3百万円で前回と合わせ、合計で3億54百万円となった。
同社では23年12月以降の被害についても順次損害賠償請求を行うという。
↓↓↓ 平成24年10月25日追加
ホウライ(株)は、2012年9月期通期業績予想を下方修正し、当期純損益が20億2000万円の赤字に陥る見通しになることが明らかになった。自社ホームページで10月23日に公表したもの。
震災および原発事故の風評被害によりゴルフ場の来場者数が減少しているほか、ゴルフ場の事業資産についても収益性の低下により、40億7900万円の減損損失を計上するため、純損益は黒字予想から一転し赤字見通しに。
特別損失及び営業外収益の計上、並びに業績予想の修正に関するお知らせ
掲載元URL=http://www.horai-kk.co.jp/press/releasepdf/rel121023.pdf
平成24年10月23日、ホウライ(株)
代表取締役社長兼社長執行役員 西山 茂
1. 特別損失の計上
当社のゴルフ事業につきましては、平成23年3月の震災と原子力発電所事故の影響により、来場者数が大幅に減少し、その後回復基調にあるものの、現在も震災前の水準を下回る状況が続いております。
このため、ゴルフ場の事業資産について収益性の低下による減損の兆候が認められ、当該資産に係る回収可能性を検討した結果、平成24年9月期において減損損失4,079百万円を特別損失として計上する見込みです。
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