一季出版(株)発行のゴルフ特信(東京都台東区浅草1-9-13、TEL:03-3864-7821)の調べによると、平成23年上半期(1〜6月)に経営交代が判明した国内ゴルフ場は、29コースとなり、過去7年間で最も経営交代が少ない上半期となったことが判明した。
経営交代の営業形態、理由・原因、会員の処遇は、
▽ 会員制17コース、パブリック制12コース
・権利・義務を全て承継が7コース
・預託金を全額返還が1コース
・預託金カットなど権利を一部変更が9コース
・競売により引き継がなくてもよいが、集客対策から何らかの形でプレー権を一部残すケースも
▽ 最多は千葉県の5コース、北海道と群馬県が3コースで続く
▽ 理由・原因は
・任意の経営交代が20コース(経営見直による切離し、不良資産処理、ファンド系等の売買)
・法的整理が5コース(平成23年上半期の法的整理ゴルフ場企業は14件を参照)
・競売が4コース
・株式の売買が23コースで、施設の売買(競売含む)は6コース
▽ 最も多くゴルフ場を取得したのは、
・(株)熱海ゴルフがPSRから金砂郷CC(茨城)等5コース
▽ 平成23年上半期の経営交代した主なゴルフ場ニュース一覧
ご参考までに、バブル崩壊以降の法的整理件数は673件(既設831コース、建設・認可48コース)、負債総額は16兆723億円となっている(グラフ参照)。
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