帝国データバンクによると、讃岐カントリークラブ(18H、香川県さぬき市鴨部5186番乙の11、TEL:087-895-0011)運営及び会員権発行の常磐観光(株)(住所=コース同、代表:中西高之氏)は、7月29日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けたことが判明しました。
申請代理人は森本宏弁護士(北浜法律事務所、大阪市中央区北浜1-8-16、TEL:06-6202-9523)ほか。監督委員には山下英樹弁護士(山下・遠山法律特許事務所、東京都港区虎ノ門1-22-16 第2オカモトヤビル6階、TEL:03-3580-6681)が選任されている。
常磐観光(株)は昭和48年(1973年)に設立され、翌49年10月に讃岐CCをオープンさせた。岬の上に造られ、眼下に瀬戸内の島々を望み、遠くは鳴門、淡路島を見渡せる18ホールの山岳コースで、香川県でも人気のあるゴルフ場。
讃岐カントリークラブ URL=http://www.cherry-group.jp/course_sanuki/
しかし、ゴルフブームの一巡や景気低迷による客足の落ち込みなどで業績が悪化、預託金の償還にはこれまで応じてきたものの、資金繰りの悪化からこれ以上の償還には耐えきれず、自力での再建を断念し今回の措置に至った模様。
尚、負債総額は約17億円、今後は営業を続けながら再建を目指す方針で、8月3日にサンポートホール高松大ホール(高松市)で債権者説明会を開く予定という。
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平成22年1月15日、チェリーゴルフグループが讃岐CCを傘下に収める
上記の通り、同CCは株式の売買によりチェリーゴルフグループのナノンHDグループ会社に経営交代していたものと思われていた、ホームページのURLにも”cherry-group.jp”と表記されている。
四国新聞社HP(8月2日掲載)には、「2010年には他のゴルフ場運営会社と業務提携し、業容の拡大に努めた」とあり、単なる業務提携だったのか?それとも”会員権発行の常磐観光(株)”だけ切り離したのか?その辺の詳細は私には分かりません。
同CCHPにも、この件に関する掲載は全くありません。負債総額約17億円の大半は会員の預託金と言われており、兎にも角にも、預託金の大部分は紙切れとなるものと思われる。
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