大多喜ゴルフ(株)(資本金4億5500万円、港区西新橋1-7-13、代表清算人池永恵一氏)は、6月8日開催の株主総会で解散を決議、同月20日に東京地裁へ特別清算を申請していたが、30日に特別清算開始決定を受けた。
当社は、1973年(昭和48年)4月に設立されたゴルフ場運営業者。もともとは大手ゼネコンの佐藤工業(株)(東京都、2002年会社更生法申請)の系列企業として1976年11月にオープン。「大多喜カントリークラブ」(27ホール)を運営し、個人会員約1300名、法人会員約360名を擁していた。
しかし、バブル崩壊後の客数減少、プレー単価の下落によって1998年3月期の年収入高は約5億4000万円にとどまり、2001年6月には預託金の償還期限を10年間延長。その後は親会社の破たんの影響もあって信用が低下していた。2011年5月、預託金の償還期限を迎えたが、返済原資を確保するメドが立たなかった。
このため、5月10日付で会社分割により(株)レイクウッド大多喜(資本金1億円、千葉県夷隅郡大多喜町下大多喜2419、代表只友祥介氏)を設立。大手不動産業者傘下のゴルフ場運営業者がスポンサーとなり、同社へゴルフ場運営事業を譲渡した。その後、当社は本店を現所へ移転、清算手続きを進めていた。<
負債は債権者数約1312名に対し約72億円。
なお、(株)レイクウッド大多喜は営業を継続している。
・・・・ ここまで
椿ゴルフ追加
平成23年4月7日、大多喜CC・会社分割によりレイクウッドコーポレーションに経営交代
大多喜カントリークラブ(千葉県夷隅郡大多喜町下大多喜2419、TEL:0470-82-3011)を経営する大多喜ゴルフ(株)は、日本土地建物(株)の傘下にある「レイクウッド・ゴルフクラブ」を運営する(株)レイクウッドコーポレーションに、同社が新設する新設会社にゴルフ場事業を譲渡する旨を会員に通知した。
尚、ゴルフ場名は平成23年5月4日に、「大多喜カントリークラブ」から「レイクウッド大多喜カントリークラブ」に変更している。
|