平成22年7月30日に民事再生手続開始の決定を受けた筑波学園ゴルフ倶楽部(茨城)の経営会社・(株)筑波学園ゴルフ倶楽部は、会社側と一部会員の再生計画案で対立。投票により決議を図ることとなった模様。
▼ 会社側の計画案は、ゴルフ場の収益を弁済原資とする自主再建型
・会社分割で新設会社が同GCを運営する吸収分割
・クラブハウス等の資産(取戻し済み)とゴルフ場以外の資産を換価・回収して弁済資金を捻出
(現経営会社は会社分割後に破産手続の申立を行う)
・退会会員は弁済率は3%(毎年6月末弁済の10年分割)
・継続会員は3%が新預託金(退会時の弁済は退会会員と同)
・名変料は3親等内無料・一般5万円
▼ 一部会員の計画案は、営業譲渡による事業再生
(旧経営陣の排除と経営責任追求を目的にした計画案)
・新設会社・(株)筑波学園ホールディングスのスポンサーに(株)クリスタルカントリークラフ(群馬)
を迎え、同GCを2億円で営業譲渡、スポンサー支援により運営し弁済。
・退会会員は1次弁済(1・5%)、2次弁済(8年分割)の合計5・1%弁済
(旧オーナー一族の損害賠償訴訟の上、追加弁済も検討)
・継続会員は3・6%が新預託金(8年据置=請求総額1500万円超は抽選償還) ・名変料は1度に限り無料(半年間)
投票は書面が4月26日締切り、債権者集会(水戸地裁)が4月27日となっている。
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