『 関西ゴルフ倶楽部(兵庫県三木市吉川町吉安877−1、TEL:0794-72-1000)の経営会社・三明(株)(資本金2400万円、住所コース同、代表松本豊行氏、従業員132名)は、11月12日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受け、12月4日に民事再生開始決定を受けた
』と報じたが、
既報通りリゾートトラスト(株)を支援先(プレパッケージ型)にした再生計画案を、この頃、会員を含む一般債権者に配布したことが判明した。
計画案の基本方針は、三明(株)存続させて再建を図る計画で、預託金制から株主会員制に移行し、リゾートトラストは松本社長等が保有する全株式を無償で取得し、2600万円の増資を引き受ける。弁済(資金)は、リゾートトラストの支援を受けて行う計画案としている。
会員への弁済条件は、
・退会会員は預託金の2%で、再生計画認可決定確定の日から10カ月以内に一括弁済。
・継続会員は預託金の8%で、その弁済金を現物出資して優先株式を引き受ける。
(株式は1株1万円とし、弁済額により株式数は異なる)
その他、補足として、
・正会員定数を1800口(現・1119口)とし、新規募集完了までは名義書換停止にする
・約5億円をかけてクラブハウス・コースの改修工事を行う
尚、計画案の賛否を問う債権者集会(債権者総数は562名)は7月8日に行われる予定。
↓↓↓ 平成23年7月19日追加、再生計画案が可決し認可決定
既報通り、7月8日に債権者集会が開催され、出席債権者450名中429名(95・33%)、議決権総額130億2059万円余中99億7076万円(76・28%)の賛成多数で計画案が可決し、7月11日に大阪地裁から認可決定を受けた。
計画案はスポンサー支援型で、既報通り、リゾートトラスト(株)(伊藤勝康社長、名古屋市中区東桜2-18-31、TEL:052-933-6000)がスポンサーとなるもの。会員に関する弁済条件等も前述通りとなっている。
↓↓↓ 平成23年8月25日追加、
平成23年8月9日付けで認可決定が確定し、リゾートトラスト(株)のスポンサー就任が決定した。
リゾートトラスト株式会社より http://resorttrust.co.jp/news/11_press/0809/0809.pdf 参照
2011年8月9日
当社およびリゾートトラストゴルフ事業株式会社(当社100%子会社、以後「RTG」)は、2010年11月12日に開示いたしました関西ゴルフ倶楽部(兵庫県三木市)を経営する三明株式会社との再建支援契約の締結以降、民事再生手続きに基づく支援を行っておりましたが、本日、民事再生計画の認可決定が確定し、RTGの再生スポンサーへの就任が決定しましたのでお知らせいたします。
このたびの、関西ゴルフ倶楽部の経営権の取得決定により、当社グループが経営するゴルフ場は13カ所となります。
・・・ 以下 略
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↓↓↓ 平成23年10月19日追加
平成23年9月30日、関西GCを経営する三明(株)の発行済み全株式を同社100%子会社のリゾートトラストゴルフ事業(株)が取得し子会社にし、第三者割当て増資の引き受けや貸し付けを実行。
同日開催の株主総会で三明(株)は(株)関西ゴルフ倶楽部に商号変更する旨を決議した。
↓↓↓ 平成23年11月18日追加
平成23年10月31日、大阪地裁は関西ゴルフ倶楽部(旧商号三明株式会社)の民事再生手続終結の決定を下した。
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