今年2月5日から会員権の名義書換えを停止しているロイヤルオークカントリー倶楽部(27H、群馬県高崎市倉淵町三ノ倉2631)のゴルフ場事業に関し、官報で3月12日に吸収分割の公告があったが、同手続きは「延期」になったという。
官報では、(株)日本ペストゴルフ(代表者は和田伊之介氏と三浦敏伸氏の2名、宇都宮市横山町1304)が吸収分割により、(株)ロイヤルオークカントリー倶楽部のゴルフ場事業に関する権利義務を承継すると公告した。
効力発生日は平成22年4月16日で、同社の株主総会決議は3月26日に予定していた。
もっとも、同CCによると、「今回の吸収分割は中止となり、延期が決まった。掲載中止の指示が間に合わず官報に掲載されただけ」と説明、今後対象会社を変更するなどして、別の形で吸収分割を行う可能性があるという。
また、当面手続きを行わない可能性もあることから、会員権の名変再開も準備しているという。会員の権利に今のところ変更はないとしている。
なお、(株)口イヤルオークカン卜リー倶楽都(資本金5000万円)の平成21年9月末決算では、資産の部か固定資産71億2643万円余、流動資産2億6424万円余等の73億9225万円余に対して、負債は固定負債71億2830万円余、流動負債4億2624万円余で、株主資本は2億1228万円余のマイナス(当期純損失2億4397万円余)と開示しており、会員預託金の負担が重く、債務超過の状態となっている模様。
同社は一昨年4月にジャパンゴルフマネージメント(JGM)グループに入っており、グルーブ会社との合併により、経営体質の改善を目指しているとみられる。
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