みちのく古都ＣＣ（岩手県）旧経営会社・古都開発（株）が会員に経緯を報告

　『みちのく古都ＣＣは、旧経営会社・古都開発（株）と業務委託契約を行った市川造園グループの（株）市川ゴルフ與業が昨年4月1日から運営しており、また同8月にゴルフ場の土地・建物を競売により、同興業が落札することが明らかになった。』

　と報じてきたが、古都開発（株）（福山清志代表取締役）がこのほど、会員に対して「お詫びとご報告」の通知を行ったことが判明した。

　　→ みちのく古都ＣＣのこれまでの経緯

　通知内容によれば、

　市川ゴルフ興業はゴルフ場の動産から備品の全資産を買い取って おり、同社にはゴルフ場運営を継続する資産は全くなく、昨年12月末段階の資産は現金・預金のみで約13万円のみである。

　その上、127億円を超える負債（約1200名の会員預託金）が約28億円、1億円を超える公租公課等の滞納があり、破産寸前の状況だが申立て費用も事欠く有様になっている。

　破産すれば、会員を含む一般債権者ヘの配当はゼロになり、プレー権も継続不可能となるところ、同興業との交渉でプレー権の確保を受け入れて頂いた。

　と報告している。

　ただ同興業では、「預託金は引き継がない」と話している。その代わりに、「手続き費用も徴収しない」、「年金費等についても当分の間は免除」と無償でプレー権を継承する旨も表明している。

　詳細な手続等の問い合わせ先は、同開発の代理人の熊谷綜合法律事務所（ＴＥＬ03-3500-5886）となっている。尚、同興業は3月20日から本絡営業に移行したい考えの模様。