栄和土地開発(株)(東京都千代田区外神田6-16-8、設立昭和46年12月、資本金3000万円、小林祐次郎社長)は2月18日、東京地裁に民事再生法を申請し同日、保全命令を受けた。
申請代理人は竹下洋史弁護士(東京都千代田区神田錦町3-12-10、若林・渡邊法律事務所、電話03-5282-7121)。
監督委員には大川康平弁護士(東京都中央区八重洲1-7-15、大川法律事務所、電話03-3274-2571)が選任された。
負債は約60億2300万円(うち預託金が約54億円)。
ゴルフ場経営会社。昭和48年10月に 「群馬カントリークラブ」(群馬県利根郡みなかみ町師田)をオープンさせた。コースは丘陵コースで18H、6965Y、P72。
関越自動車道で練馬ICから約1時間30分、東京よりJR上越新幹線で1時間17分(「上毛高原駅」下車)と比較的利便性はよく、コース内から湧き出る天然温泉をウリにしていた。約4000名の会員を抱え、平成21年8月期は年商約2億3000万円をあげていた。
しかし、近年は景気低迷などからゴルフ人口が減少していたうえ、近隣のゴルフ場との値下げ競争が激化し売上減少に歯止めがかからない状況となっていた。
降雪など冬季の天候的な問題のほか、最近では会員による預託金返還請求と年会費の未払いが資金繰りを圧迫し、急速に経営が悪化していた。なお、既にスポンサーとして支援を表明している先があり、今後話しを進めていくとされる。
|