湯田高原カントリー倶楽部・市川ゴルフ興業に事業譲渡

　平成21年12月1日、再生手続き廃止の「湯田高原カン卜リー倶楽部」（岩手県）の経営会社・錦秋開発（株）の保全管理人は、同ＣＣを市川造園土木グループの（株）市川ゴルフ興業（東京都）に12月24日付けで事業譲渡したことを明らかにした。

　保全管理人は渡辺昭典弁護士、ＴＥＬ：03-5408-6164

　「市川ゴルフ興業には、担保権抹消費用の融資・動産の取得、営業再開費用等を負担してもらう」と同社の申請代理人の堀越充子弁護士は話している。

　事業譲渡により錦秋開発（株）は、1月7日に東京地裁から破産手続開始決定（破産管財人には渡辺昭典弁護士が就任）を受けたが、資産等がないことから債権者の配当は見込めず、破産廃止となる可能性が高い模様。

　（株）市川ゴルフ興業は、「今年4月末か5月上旬頃のオープンを目指したい、約600名の会員に関してはプレー権を保障する」と話しているが詳細は不明。

　平成22年9月1日、市川造園土木グループの（株）市川ゴルフ興業の傘下となった「湯田高原カントリー倶楽部」（岩手県、ＴＥＬ：0197-84-2100）が、仮オープン（キャディ棟の建物を仮設ハウスに）し2年振りの営業再開の運びとなった。

　プレー料金は、平日2500円、土・日祝日3000円（全て乗用カートのセルフ）。ロッカー、シャワー希望者はプラス500円。

　（株）市川ゴルフ興業は昨年12月24日、旧経営の錦秋開発（株）から同ＣＣの譲渡を受けおり、約600名いた会員のプレー権は保障するとしており、「現在は一般と同じ料金だが、いずれ優待券等の発行も考えている」と話している。