平成元年に新太田ゴルフ場としてオープンしたパブリックの太田市民ゴルフ場(9H、群馬県、TEL:0276-37-2990)が、利用者数の低迷から、運動公園に生まれ変わる計画が進行していることが判明した。
同ゴルフ場は、昭和62年に閉鎖した太田ゴルフ場の代替として開発も、利用者の低迷で地元太田市ヘ無償移譲され、平成13年4月に太田市民G場となったが、赤字解消と税軽減(利用税無料)のため、18年4月から8ホールにゴルフ場を縮小した。
9ホールの時代に2万人の利用者があったが、8ホールに縮小後は1万5千人前後に低迷していたという。
同市には、パークゴルフ場が河川敷の上流に18ホール、下流に9ホール、その後下流に18ホールを増設し、計45ホールあり、市民なら200円で利用できるだけに年間3万数千人が利用する人気。年間使用料(売上げ)はゴルフ場が約3千万円、パークゴル場が約1千万円だが、支出は全体で約1億1千万円で、年間約7千万円の赤字を抱え、ゴルフ場存続の意義が薄れてきたという。
同ゴルフ場を管理する市渡良瀬緑地課(連絡先=コース)では、「周辺に公営ゴルフ場が多く、特に当ゴルフ場は8ホールのため人気か出ない。市民の利用者も4割と少ない。
一方でパークゴルフは人気で1日に約100人入る。少年サッカー場も芝で無料開放しているため遠方からパスで来るなど人気」と話しており、「市民ゴルフ場としての役割は果たした」と判断しているという。
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