平成総合サービス(株)(資本金2億5000万円、山梨県甲斐市団子新居1927-4、代表小松孝明氏、従業員44名)は、9月8日に甲府地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。
申請代理人は松村正哲弁護士(東京都千代田区丸の内2-6-1、電話03-5223-7755)ほか3名。監督委員は古屋俊仁弁護士(山梨県甲府市北口1-1-8、電話055-254-3915)。
当社は1984年(昭和59年)9月、芙蓉グループ各社の出資により設立。90年10月「甲斐芙蓉カントリー倶楽部」(18ホール)をオープンした。県内北部に位置するゴルフ場で、フェアウエイが広く各ホールとも、フラット設計が特徴の高級ゴルフ場コースとして知られる。
ピーク時の2007年3月期の年収入高は約8億円を計上していたものの、損益分岐点に達せず、赤字経営が続いていた。
さらに2008年12月、2009年3月に預託金の償還期限を迎え、会員からの預託金返還請求に応じられない事態に陥っていた。
こうしたなか、2009年3月期の年収高は約7億500万円、経常損失は7300万円を計上。今後も順次、預託金の返還請求が予想されることから、今回の措置となった。
なお、国際興業(株)(東京都中央区)がスポンサーとなることが基本合意されている。
負債は約142億8700万円(うち預託金は142億2200万円)。
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