『 東証一部上場の冷凍食品大手・(株)加ト吉(香川)は平成20年4月14日に上場廃止となり、同月18日に日本たばこ産業(株)完全子会社になることが判明した 』と報じたが、加ト吉グループ傘下にある久米カントリークラブ(18H、岡山県津山市桑下1680、TEL:0868-57-2111)を8月1日の予定で売却することが分かった。
売却先は、四国を中心に食品スーパーを展開し、高松ゴールドCC(香川)、白水GC(群馬)を傘下に収める(株)マルナカ(香川県高松市円座町1001番地、中山明憲代表取締役社長、TEL:087-886-8686)グループの(株)山陽マルナカ(岡山市平福1-305-2、TEL:086-265-1111、中山社長)。
久米CCの経営会社・(株)カトキチリゾート(近藤洋代表取締役)の会社分割(吸収分割)で、ゴルフ場の不動産、事業に関する権利・義務(会員のプレー権や預託金の返還義務も)を山陽マルナカの100%出資の(株)久米カントリークラプが承継し、会員権発行・施設保有・運営を一体化するもの。
ゴルフ場の売買価額は公表されていないが、ゴルフ場名はそのままで、運営スタイルも従来通り、以前と全く変更はない模様。現会員数は、法人無記名(1名記名+3ないし4名無記名)の会員約100名を含め約750名が在籍している。
同CCは、三菱地所と三菱商事の共同出資で昭和53年に開場し、男子ツアーの三菱ギャラントーナメントの開催会場に2回なった。その後の平成16年12月に加ト吉グループが三菱の両社から5億円弱で取得(従来の会員ヘは三菱側が預託金を全額返還)。
尚、今回の売却で加ト吉グループのゴルフ場は屋島CC(18H、香川)の1コースのみとなったが、流れから言って今後売却されるかと思われる。
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