三重県の「福王カントリークラプ」(昭和63年開場、三重郡菰野町太字田口2404-3、TEL:059-396-2929、経営=福王企業(株)、林崎明夫社長)は、2月13日に津地方裁判所四日市支部執行官により土地明渡しの強制執行を受け、同日からコースを閉鎖したことが判明した。
同CCの話によると、「ゴルフ場の借地契約に伴うトラブルから裁判で敗訴となり、強制執行を受けたためコース(南C・西C大部分が共有地)に入れない状況だが、交渉により解決する」とし、会員(約3000名)からの問合せには従業員が対応している模様。
ちなみに、経営会社の福王企業(株)は、元々、四日市市の三宅土木(株)の系列だったが後に離脱、平成14年には会員権の資産的価値向上などを目的に有限責任中間法人を設立し、ゴルフ場施設に対して第一順位の根抵当権(仮登記、極度額110億円)を設定したこともあった。
今回の件に関しての詳細は不明だが、「春になって雑草も伸び、このままコース管理ができない状態が続けば営業再開が遅れる」として、早期の解決を目指すという。
尚、2月28日と3月10日に会員向け説明会を開く予定。
↓↓↓ 平成24年6月3日追加
閉鎖中の「福王カントリークラブ」だが、営業再開どころか管理もされていないようで、ゴルフ場は荒れ果てた状態が続いているようだ。地主は「ゴルフ場として再開することは無理だろう」と語っており、このまま放置されたままの状態が続くようである。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 平成29年9月22日追加
福王CCの元経営会社・福王企業(株)が破産
官報によると、閉鎖中の「福王カントリークラブ」の元経営会社・福王企業(株)(三重郡菰野町太字田口2404-3、林崎明夫代表)は、9月11日付で名古屋地方裁判所より破産手続の開始決定を受けたことが判明した(事件番号は平成29年(フ)第1038号)。
破産管財人には、村上文男弁護士(弁護士法人愛知総合法律事務所 名古屋丸の内本部事務所、愛知県名古屋市中区丸の内3-2-29ヤガミビル5F・6F、TEL:052-971-1477)が選任されている。
財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成30年4月17日までとなっています。
→ 福王CCの地図(グーグルマップより)
地図(航空写真)からも分かる通り、ゴルフ場は放置されたままで管理もされていないようです。なお、平成29年10月30日(月)午後2時から愛知県弁護士会館5階ホールにて債権者説明会が開催されるようです。
破産会社に関する情報提供は、上記弁護士事務所ホームページよりどうぞ!
http://www.aichisogo.or.jp/fukuou-hasan/ (表示方法)
↓↓↓ 平成29年9月28日追加
詳細は不明ですが、跡地にはメガソーラーが建設されるそうです。
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