(株)シントミゴルフ(資本金9800万円、台東区上野3-10-11、代表渡邊賢一郎氏ほか1名)は、1月15日に事業を停止、事後処理を田中省二弁護士(中央区銀座6-9-7、電話03-5568-7601)に一任した。
当社は、1950年(昭和25年)1月創業、67年(昭和42年)3月に法人改組したゴルフ用品小売業者。ゴルフ用品店「シントミゴルフ」を東京、神奈川、埼玉など首都圏にて4店舗展開するほか、ネット通販も手がけていた。
70年代後半から80年代前半にかけては、積極出店に伴う大規模な広告宣伝戦略で知名度向上を図ったほか、サービス面では各店舗へのクラブスイング診断システムの導入などで競合他社との差別化を推進。売り上げのピークとなる89年12月期には、年売上高約107億円を計上していた。
しかし、その後は不況下のゴルフ人口減少や中古ゴルフショップの台頭などで事業環境が悪化、2003年12月期の年売上高は約28億円に落ち込み、収益面では毎期欠損計上が続いていた。
積極出店に伴う金融債務が重荷となっていたため、最盛期には10店舗以上あった店舗を相次ぎ閉鎖、過剰債務圧縮に努めていた。
業績低迷が続くなか、2007年5月には創業社長が死去。昨今の経済情勢下ではリストラも限界となり、資金繰りが一段と悪化したことから、事業継続を断念した。
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平成21年7月14日、東京地裁に自己破産を申請し、同年7月17日に破産手続開始決定を受ける。
債権者は約140名で、負債総額は約3億6400万円。
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