(株)大分サニーヒルゴルフ場(資本金2000万円、大分県由布市挟間町向原864-1、代表松山勝己氏ほか1名、従業員60名)と、(株)阿蘇大津ゴルフ場(資本金1000万円、熊本県菊池郡大津町瀬田711、同代表、従業員5名)は、9月16日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は、片山英二弁護士(東京都中央区八重洲2-8-7、電話03-3273-2600)。監督委員は竹村葉子弁護士(東京都新宿区新宿1-8-5、電話03-3356-5251)。
大分サニーヒルゴルフ場は、1971年(昭和46年)12月設立のゴルフ場運営業者。75年7月にサニーヒルカントリークラブとして正式オープンし、83年9月に福岡市内のデベロッパーが買収、現商号「大分サニーヒルゴルフ倶楽部」に変更した。2000年8月期の年収入高は約6億8100万円を計上していた。
しかし、同業者との競合激化によるプレー代の値下げなどで収益性は低下し、2005年8月期の年収入高は約4億5500万円に落ち込んでいた。更に、親会社のデベロッパーが経営不振に陥り不良資産処理を進めるなか、ゴルフ会員権の償還問題などもあって、動向が注目されていた。
阿蘇大津ゴルフ場は1987年(昭和62年)4月に設立。92年4月に「阿蘇大津ゴルフクラブ」をオープン、98年10月期に年収入高約7億3000万円を計上していたが、2003年10月期の年収入高は約5億2300万円に落ち込んでいた。
負債は、(株)大分サニーヒルゴルフ場が約42億9000万円、(株)阿蘇大津ゴルフ場が約45億8000万円で、2社合計で約88億7000万円。
なお、今後はオリックスグループ企業がスポンサーとして支援する意向。
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