クラウンカントリークラブ経営・高砂開発（株）が、民事再生法を申請

　高砂開発（株）（岐阜県瑞浪市陶町猿爪1030、設立昭和45年8月、資本金3000万円、鈴木達也社長、従業員42名）は9月2日、名古屋地裁に民事再生手続開始を申し立てた。

　申立代理人は�癈c勝彦弁護士（名古屋市中区丸の内3-5-10、石原総合法律事務所、電話052-951-7751）ほか1名。

　負債は債権者約1000名に対して約35億円。同社は昭和45年8月に設立され、当初はボーリング場の経営会社としてスタート。

　平成1年7月にはゴルフ場「クラウンカントリークラブ」（全18ホール、6883ヤード、パー72、会員数約1000名）をオープン。平成7年12月には天然温泉・瑞浪の湯「たかさご」をオープンしたほか、地ビール「高砂麦酒」の生産にも乗り出し、平成9年11月期には年商約10億円をあげていた。

　しかし、その後のゴルフブームの衰退や利用客の減少などで、平成18年11月期の年商は約3億5300万円にまで落ち込むなど、業績は低迷。

　この間、ゴルフ場の経営のみに業務を集約化し立て直しを目指していたが、平成21年6月の預託金の償還問題を抱えて先行きの見通しが立たないことから、今回の措置となった。

　『クラウンカントリークラブの経営会社・高砂開発（株）（岐阜県瑞浪市陶町猿爪1030、設立昭和45年8月、資本金3000万円、鈴木達也社長、従業員42名）は9月2日、名古屋地裁に民事再生手続開始を申し立てた』と報じたが、

　再生計画案の賛否を問う決議が、2月6日を締め切りとする書面投票で行われ、賛成多数で再生計画案が可決し、2月9日に同地裁から認可決定を受けたことが判明した。

　高砂開発（株）は、窯炉・セラミックプラントメーカーの高砂工業（株）の完全子会社で、親会社の支援を受け系列会社の（株）クラウンカントリーにゴルフ場事業を譲渡し、自主再建を図るという。

　会員への弁済条件は、退会・継続を問わず全会員に預託金の50％を4ヶ月以内に弁済し、継続を希望する会員は、登録料として10万5,000円を支払ってプレー会員権（無額面、譲渡可）を取得する内容となっている。

　ちなみに、高砂開発の負債総額は約35億円（担保権の設定なし）で、会員権分割もあり1000名強となった会員の預託金総額が約32億円と負債の大半を占めている。

　高砂工業は弁済金を同社に提供しておりその額は15億円を超える模様だ。

　親会社である高砂工業（株）の支援を受け系列会社の（株）クラウンカントリーにゴルフ場事業を譲渡し、自主再建を図るという再生計画案が今年2月9日に認可決定した「クラウンカントリークラブ」だが、再生計画の遂行を理由に名古屋地裁から10月27日に再生手続終結の決定を受けたことが判明。

　会員への弁済条件は既報通り、退会・継続を問わず全会員に預託金の50％を4ヶ月以内に弁済し、継続を希望する会員は、登録料として10万5,000円を支払ってプレー会員権（無額面、譲渡可）を取得する内容となっている。

　尚、来年10月以降に名義書換を再開する予定という。

　クラウンＣＣ　ＵＲＬ＝http://www.crowncc.jp/　（表示方法）

　　　　　↓↓↓ 平成29年2月8日追加

　平成29年2月1日、系列で東濃ＣＣ（岐阜）経営の東濃開発（株）が民事再生法を申請