千代田ゴルフ倶楽部が民事再生法を申請

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「千代田ゴルフ倶楽部」経営・(株)千代田ゴルフ倶楽部が
民事再生法の適用を申請

帝国データバンクより、平成20年8月11日

 (株)千代田ゴルフ倶楽部(資本金1億6000万円、広島市西区三篠町3−14−17、代表前泰弘氏、従業員86名)は、8月8日に広島地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は吉田広明弁護士(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー14階、弁護士法人北浜法律事務所東京事務所、電話03-5219-5151)。

 監督委員には水中誠三弁護士(広島市中区上八丁堀7-5 ピロティヒロシマビル3階、水中・三ア法律事務所、電話082-228-6311)が選任されている。

 当社は、1988年(昭和63年)7月に広交開発(株)として設立したゴルフ場経営会社。地元バス会社を中核企業とするグループの1社で、92年10月山県郡千代田町寺原に「千代田ゴルフ倶楽部」(18ホール)をオープン、同年11月に現商号へ変更し、2003年3月期には約8億7200万円の年収入高を計上していた。

 その後は、法人客の減少や個人消費の落ち込みに加え、同業者との競合も激化して収入高は減少。

 このため、フレンドシップ制度やサービスデー、コンペ割引の拡大など入場者数の拡大へ向けたサービス強化を図る一方、冬期には関連会社が経営するスキー場へ一部社員を派遣するなど経費削減にも注力し、収益力の強化を図っていた。

 しかし、預託金の償還問題を抱え、先行きの見通しが立たないことから今回の措置となった。負債は約110億円。

 なお、ゴルフ場の運営は通常通り行われている。

千代田GC(広島県)・オリックスグループが支援予定

椿ゴルフ追加、平成20年8月12日

 千代田ゴルフ倶楽部は、オープン前の平成3年から2000万円で会員募集を開始し、オープン時にはオープン記念として1名記名2200万円、2名記名で3300万円の募集を行った。

 平成16年には預託金償還対策として、300万円を単位に預託金を分割するとともに、据置期間を10年延長したが、預託金問題を解決するまでには至らず、返還訴訟も抱えていたという。

 負債総額は、在籍する会員500名弱の預託金約76億円を含め約110億円。

 同GCは、スポンサー型の再建を目指しており、今年秋頃にはオリックスグループのオリックス・ゴルフ・マネジメント(株)(OGM、枩埜義敬社長、東京都港区)系列に事業譲渡をする予定となっている。

千代田GC(広島県)・オリックスが引継ぎ、ゴルフ場名を「千代田OGMGC」に
平成20年9月20日

 『 千代田ゴルフ倶楽部(18H、広島県山県郡北広島町寺原、TEL:0826‐72‐2100)の経営会社・(株)千代田ゴルフ倶楽部は、8月8日に広島地裁へ民事再生法の適用を申請し、今年秋頃にはオリックスグループのオリックス・ゴルフ・マネジメント(株)(OGM、枩埜義敬社長)系列に事業譲渡をする予定 』と報じたが、

 既報通り、同グループは同GCの事業譲渡を受けて、OGM(株)が10月1日から運営を開始し、ゴルフ場名を「千代田OGMゴルフ倶楽部」に変更する予定であることが判明した。

 従業員は支配人を含めOGMが再雇用、利用料金など運営面も当面は従来通りとしている。また、再生計画案が成立するまでは、会員も従来通りのプレーを継続できる。

 ちなみに、オリックスグループは今回の千代田OGMGCを加え、ゴルフ場数は36コースとなり、ゴルフ場企業グループのホール数ランキングでは4位だが、3位(現・西武グループ)に上昇するのも時間の問題となりそうだ。

 → 平成20年4月段階でのゴルフ場保有ランキング

 なお、今年6月18日に可決した再生計画案に基づき同グループ入りした埼玉県の武蔵富士CCも、10月1日からゴルフ場名を「武蔵OGMゴルフクラブ」に変更する予定となっている。

 再生計画案の賛否を問う債権者集会は来年になる模様。

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千代田GC(広島県)・再生計画案を会員等に配布、会員への弁済率は6・5%
平成21年1月20日

 平成20年8月8日に広島地裁へ民事再生法の適用を申請した千代田ゴルフ倶楽部の経営会社・(株)千代田ゴルフ倶楽部の申請代理人・吉田広明弁護士は、このほど再生計画案をまとめ会員を含む一般債権者に配布したことが判明。

 計画案の概要は既報通り、オリックス・ゴルフ・マネジメント(OGM)をスポンサーとして債権を図るもので、フィナンシャル・アドバイザーにより入札を行い、最も高い入札金額を提示した同社を選定し、昨年9月末にOGMに事業譲渡、翌10月1日から「千代田OGMゴルフ倶楽部」として運営をしていると報告。

 会員及び一般債権者ヘの弁済率等は、

  @ 債権額1億円以下は6・5%(全ての会員が該当)を認可確定後3カ月以内に一括弁済

  A 債権額1億円超1・3%

  B 継続会員は、弁済金の一部10万円をOGM側に再預託し会員資格を取得

  ※ 会員権の分割を行っていない会員は、入会後1〜4口まで分割できる

 尚、(株)千代田ゴルフ倶楽部は債務の弁済後に解散するという。計画案の賛否を問う債権者集会(2月16日締切の書面投票と併用)は、2月23日に開かれる模様。

千代田GC(広島県)・オリックス支援の再生計画案可決し認可決定
平成21年3月2日

 既報通り、千代田ゴルフ倶楽部の経営会社・(株)千代田ゴルフ倶楽部の債権者集会が2月23日(2月16日締切の書面投票と併用)に開かれ、出席債権者数426名中425名(99・8%)、総議決権額は94・1%の賛成多数で再生計画案を可決、同日広島地裁から認可決定を受けたことが判明した。

 同倶楽部は、昨年9月末にゴルフ場事業をオリックス・ゴルフ・マネジメント(株)(OGM)に譲渡し、10月1日から「千代田OGMゴルフ倶楽部」の名称で運営されている。

 会員及び一般債権者に関する弁済条件や継続会員への対応は1月20日既報通りとなっている。尚、(株)千代田ゴルフ倶楽部は債務の弁済後に解散する予定。

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